はてなキーワード: 暴力装置とは
ウェーバーの概念は、Gewaltmonopol des Staates、直訳すれば「国家の暴力独占」。
暴力が一般的には悪いものであるから、主権のもとに独占されなければならないという思想が背景にあるので、「暴力」という日本語をあてるのは正しい。
英語だと The monopoly on legitimate violence (合法的な暴力の独占: 日本語での一般的な訳)となって、この時点で意味がちょっと違ってるような気がする。
ただ、件のGewaltapparat(暴力装置)は、ウェーバーじゃなくて、マルクスの用語じゃないのかなあ。あてずっぽだけど。
国会と言う政治的な場で「暴力装置」という社会学・政治学用語を用いたのに
「一般人がウェーバーを知るわけが無い」「一般人に誤解される表現が悪い」「インテリ気取り」
調の言葉をぶつけて自己弁護する奴は恥の上塗りだからやめようぜ。
専門的な場でわざわざ無学な一般人の知的レベルに合わせる必要なんてない。
その溝を埋める役割を果たすべきはメディアだ。
今回はマスコミではなくTwitterやはてブがネットメディアとして役割を果たした。
相変わらずYahoo!知恵袋やYahoo!ニュースのコメント欄は役立たずだったな。
「暴力装置」は近代国家論や権力論を議論する上で不可欠の知識だ。
そのことを知らずに批判した議員もいるのだが
国民の代表のくせに政治学講義の5月頃に学ぶような初歩的な内容を知らないのでは話にもならない。
勉強して子供にきちんと説明できるような賢い大人になりなさい。
馬鹿を量産してどうするの。