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2009-11-09

オカンの買って来た服の暗黒時代から脱オタファッション

http://2chcopipe.com/archives/51302970.html

おしゃれクエスト -オタクファッション脱却指南書-というまとめが微妙に面白かったので、自分の場合どうやったか公開しておく。スペックとしては現在36歳独身男だ。

学生の頃 フリーダム時代

学生向けの激安ショップで友達とショッピングをしていた。イメージとしてはライトオンみたいなところだ。

3着くらいの服を持って、財布を見せて、これ全部欲しいけど金ないんっすよ!と言えばショップのおじちゃんやおばちゃんが1着くらいはおまけでサービスしてくれるような店が主な狩場だった。

この頃はオタクっぽい友人ばかりだったので、その中ではセンスがある、とかカッコイイと言われていた。ある意味黄金時代

当然金がないのでオカンの買って来た服も大事な服だった。

25歳まで オカンの買って来た服の暗黒時代

ダイエー洋服の青山ジャスコの3つが全ての狩場だった。他は眼中になかった。

学生向けのショップではなく、ちゃんとしたスーパーで買うことがオトナだと思っていたような気がする。

ショップオリジナルっぽい意味不明ブランドの服をベースに、ハッシュパピーやラコステなどの高級服をときどきビビリながら買っていた。

当然一着5000円もするような豪華な服など買えるわけもなく、3000円くらいの服とオカンの買って来た服を長年織り交ぜながら四苦八苦する。

26歳 転機

てんやなどのカウンターに座っても店員からはアウトオブ眼中で注文しても無視されるという空気のような存在として扱われ、ファッション経験値を貯めてレベルアップしなければならないと思い知る。

まず敵を知ることから始めようと、メンズノンノを買うようになる。

ファッション誌ではないが、BRIOも定期購読するようになった。

はじめはいわゆるモード系やヒップホップ系を見ると虫唾が走るような気持ち悪さがあったが、経験値欲しさからこれが正常なんだと念じながら頑張ってガン見して慣れるよう努力した。

半年ほどである程度ガマンできるようになったので、まずアニエスでシャツパンツベルトとマフラーを買った。

その後J-CREWでもパンツを買ったので、とりあえず人並みになれたような気がした。

27歳 丸井時代

丸井に入ったところまではいいが、組み合わせが分からないので、適当に目のあった女性店員に全身コーディネートしてもらった。

偶然にもそのブランド関東エリアマネージャーという顔のきく人だったので、他の店舗に堂々と入っていって、これがいいとか似合わないとか着せ替え人形のように着せられながら、靴の合わせ方など色々とアドバイスをもらった。

その後は下着はVISARUNO、アウタータケオキクチイーストボーイをベースロートレアモンポールスミスなどを組み合わせていった。

調子に乗って全身丸井で固めてビームス、エディフィス、シップスユナイテッドアローズにも突入を試みたが、ことごとく店員にガン無視されてまだまだレベル不足だなと思い知った。

話がそれるが、ずっとジーンズはボブソンのふわふわソフトタイプだったが、この頃にはじめてエドウィンスタンダードを買った。

28歳 丸井上層時代

渋谷西武新宿伊勢丹にも出入りするようになり、ブランドの幅が広がっていき、スーツマージマサトモやアレグリなど10万円コースで固めていた。

既にファッション誌はメンズノンノ卒業し、MRミスターハイファッションを見るようになった。

この頃買ったジャンポールゴルチエやヨウジのコートは今でも時々使っているが、美容室などで褒められることがありちょっと嬉しい。

美容室も当時考えられる最高峰テレビなどで有名な南青山美容室にしていた。むしろ青山周辺ならどこでもよかった。後悔はしていない。

そして難攻不落と聞いていたコムデギャルソンも難なくクリアし、このデザインいいっすねぇ!などと店員と談笑していたが、実際は何がいいのかさっぱりわかっていなかった。

そのためコムデギャルソンは買うだけ買って一度も着たことがない。

29~31歳 空白の期間

ここで突然事件が発生する。

調子に乗っていて罰が下ったのか、人口7万人程度のド田舎に転勤させられたため、服の購入頻度が一気に低下する。

出張先の駅ビルなどでワイズやイッセイミヤケグッチエルメスを買う日々が続いたが、この時期は服オタから脱却するとても重要な期間であった。

クワを持ったおっさんが商店街を歩いていても、全身ヨレヨレのジャージやスウェットで歩き回る人々を見ても、特別違和感を感じないようになったのである。

さらに全く関係ないが生まれて初めてナンパをしたのもこの時期である。

特に作戦があったわけでもなく、我慢できなくなって突発的に声をかけてしまっただけなので当然瞬殺されたが、人並みの人生を謳歌していることに気付き興奮して夜眠れなかった。

32~34歳 無印時代

美容室のおねーさんにアニエスやワイズが好きなら無印良品はどうかと教えられ、近くの無印に通うようになる。

下着やシャツは今でもメインに使っている。TPOを問わない無難な品揃えがうれしい。

35歳 回帰

狩場が少ない影響で欲しいと思う服がなくなり、イオンライトオンでMFEやPLUS ONEを買うようになる。

売り場面積の都合で品揃えがいいので、極度のデザインセンスや品質を問わなければ思い描いたイメージに近い服を探せることが多い。

この時期には完全に頭の中がモード系からカジュアル系に移行していたため、ちょっとダサいかな程度にしか感じない。

イオンで捨て値で売り出されていた青島コートを買ったのもこの時期だ。

36歳 そして国民服へ

36歳の誕生日に生まれて初めてユニクロへ行った。

話題の国民服がたくさんあって驚いたが、フリースヒートテック以外はあまりいいものが見つからない。

とくにグラデーションネルシャツみたいな服の肌触りとセンスはひどいと思った。

まだまだ私にはレベルが高すぎて勝てる気がしない。

とりあえず初日なのでTシャツを買って次回につなぐこととした。

今後の課題

古着屋の臭さに慣れること。
コムサ・デ・モードへ行って失礼な店員とバトルすること。
GAPへ行ってアメリカの先端ファッションに触れてみること。
だぼだぼトレーナーニットキャップかぶって中指立てYO!YO!とか言ってみること。
 
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