はてなキーワード: ケインズ政策とは
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というわけで、鳩山首相が読むべき本5冊を紹介します。
[1]資本主義と自由、ミルトン・フリードマン
(Capitalism and Freedom)
国家による統制や社会主義思想がどれほど危険なものか、この本を読んで勉強しなさい。
あなた方一部の民主党幹部の思想は結構やばいんだよ。
マジ、みんな心配してるから。
「自由より平等を優先する社会は、結果的にはどちらも失うことになる」ってフリードマンはいってるんだよ。
この言葉の意味がわかるようになるまで、何度もこの本を読みなさい。
[2]Macroeconomics, N. Gregory Mankiw
この本読んでちょっとは勉強しなさい。
きょうびケインズ政策なんてはやんねーんだよ。
国債発行しまくってバラマキ福祉なんて、悪い冗談やめてくれよ。
このマンキューの本はマクロ経済学の教科書としては、めちゃくちゃよく出来てるから何度も読みなさい。
[3]ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策、八田達夫、ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正、八田達夫
あなたたち民主党の支持団体の既得権益を守るために、どれほど多くの国民が犠牲になっているのか、よく反省しなさい。
労働組合が支持団体ってけっこうやばいよね。
八田さんの本は、日本経済の様々な実例を使った最高によくできたミクロ経済学の本だから、よく勉強すること。
特に2の方。
派遣禁止なんてアフォなことをいっている暇があったらこの本をしっかり読みなさい。
正社員の保護をそのままにして、派遣を禁止するなんて、労働組合に入っている大企業サラリーマンによる弱い者イジメ以外の何物でもない。
[5]グローバリゼーションを擁護する、ジャグディシュ・バグワティ
(In Defense of Globalization)
グローバル資本主義がどれほど世界の格差や貧困を克服するのに強力なシステムなのか、この本でも読んでしっかり理解しなさい。
あなたの友愛政治なんて社会主義思想が、どれほど国民の豊かさを棄損し、一部の権力者による国民への暴力的な搾取にしかつながらないことなんて明らかです。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c32eff099b0c3fd1e42d4ec41223c0b0
キャリー取引の原因は、もちろん日銀のゼロ金利政策である。低金利・円安は輸出産業への補助金となって一時的な景気回復をもたらしたが、それが回り回ってアメリカの金融危機に日本経済が直撃される原因になったのだから、自業自得だ。本来は2003年から景気が回復した段階でゼロ金利をやめるべきだったが、「リフレ派」の大合唱のおかげで金利の正常化が3年おくれたのだ。
バブルの教訓は、金融政策はGDPや物価などフローの指標だけを見ていては危険だということである。80年代後半には、低金利にもかかわらず物価は安定していたが、資産価格が急騰していた。今回は、日本のゼロ金利がアメリカでバブルを起すという、一段とわかりにくい形でストックに影響したわけだ。フローの均衡だけを基準にする「インフレ目標」では資産価格をコントロールできないので、各国が実質的にインフレ目標を放棄したのは当然だ。
このように今回の危機は、グローバルな資産価格のひずみが訂正される過程なので、日本だけでできることはほとんどない。あるとすれば流動性を供給して価格調整を促進し、均衡を早く回復させることぐらいだが、それも震源地のアメリカ経済が立ち直らないことにはどうしようもない。高度にグローバル化した経済では、財政も金融も含めて一国ケインズ政策は無力なのである。