「お嬢ちゃん」を含む日記 RSS

はてなキーワード: お嬢ちゃんとは

2007-04-04

http://d.hatena.ne.jp/Maybe-na/20070403/1175617089

なんて改変できそうな記事だったから自分の経験を踏まえてやってみよう。増田初投稿。

――そして、そのコラムの03/31/2007分記事において、藤村先生は「若オタが同人作家として生きていくためにはどうすればいいか」ということを、具体的にズバズバと語っています。あまりに具体的に語りすぎており、絵描き宣言をしたばかりの若オタを不安に陥れるような気がしないでもないのですが、梅田さんが言う「意識的で戦略的な「好きを貫く人生」とは具体的にどういうことなのかを知ることのできる良い機会ですので、ご紹介したいと思います。

私は、1985年から2000年くらいまで、Yahooメッセンジャー同人作家のお仲間ルームに入室していました。随分と、そこで勉強させていただきました。

(中略)

そこのルームのトピックが「嫌がらせムラ社会撤廃運動」になったときに、私は正式に退室しました。私は退室の理由は言いませんでした。ネット上とか、即売会で、同人作家嫌がらせにあうのが由々しき問題だから、同人作家のお仲間ルームとして、これを第一の問題にすべきだというのは、まあ正論正論ですからね。まるで、中学生徒会議決みたいに、正論ですよ。

しかしですねえ・・・若き女子学生じゃあるまいし、お嬢ちゃんじゃあるまいし、嫌がらせされたら、即座にギャアギャア抗議すればすむことです。「いい子ぶりっ子」やってないで、凶暴になればいいのです。それで終わりですよ。問題にするほどのことではありません。そんなこと問題にするのは、正しくはありますが、幼稚です。

自分がやりたいこと、進みたい道に苦しいことはつきものです。愚劣な男にも出会うでしょうし、意地悪女にも出会うでしょうし、そいつらから嫌がらせされることも、当たり前にあるでしょう。そんなこと無視して、「私は、このカプ妄想がしたいからやるの!他人なんか、どうでもいいの!」と強烈に思えないような人間が、自分のやりたいことに食い下がれないような人間が、同人活動していこうと思うのが間違いです。

(中略)

あのねえ、自称同人作家のみなさん、嫌がらせされたら、即座に「うるせぇ、馬鹿!!死ね!!」と怒鳴りつけることができないような「お行儀のいい」「お上品」で「心優しい」「作家らしい作家」が、何の不如意もなく、みなさんに愛されて好かれて、軋轢もなく、好きなことやって同人活動していこうなんて、チャンチャラおかしいの。世間は、別に、あんたに同人作家でいてもらいたいわけじゃないんだからさ。「貴婦人」でいながら、かつ「みつみ美里」でいるのは、無理なことです。

天才でもないし、世界で10の指に入る大画家でもないような凡庸な才能の持ち主が、好きなキャラ描いて活動してゆきたいと思うのだから、愚劣な人品卑しい人間うんざりするほど遭遇するなんて程度のことを経験するのは、当たり前です。正当なことです。それぐらいの不如意を引き受けてこそ、まっとうに忍耐力のある人間になれるってものです。

はっきり言って、ろくでもない奴の方が多かったですよ、私が壁際に来るまでに出会った読み手とか同人ゴロの人間なんて。名前を思い出せないくらい、くだらない連中が多かったです。私は、軽蔑して関心がなくなった人間の名前は忘れてしまうので、名前を思い出せないです。はい。

私なんか、獣界隈というジャンル少年創作隔離島の出身ですから、若い頃の状況は、けっこう、きつかったです。獣界隈の書き手たちのほとんどが、まず自分ところの読み手を馬鹿にしまくっていました。あ、すみません。私は自分の出身の獣界隈、はっきり言って嫌いなんですよ。言っちゃった????ははは。それから、同人界隈のオフ会になど参加しても、最初は、「獣界隈出?あ、こいつ獣姦好きの変態」という前提で扱われたな。ついでに、先輩の同人作家や受け手や同人ゴロからも、馬鹿にされまくりました。馬鹿馬鹿馬鹿にしちゃって、馬鹿ね????♪ウンチがオシッコを嗤ってるうう????♪

(中略)

そういえば、嫌がらせには深刻な被害甚大なものがあって、その嫌がらせに抵抗したら、2chで話題になって獣界隈でやってゆけなくなるから、やむなく被害者になるケースがあるので、そういうのは、同人作家として、見過ごせないという意見も、あのころ、やたら聞いたなあ。

当時は、ケモホモ(雄の獣人×獣人のエロ)だかのエロ同人で有名な同人作家の取り巻きが、遊び相手の家で、遊び相手を食いまくって、どうのこうのという書きこみが2chFANGスレで起きた後でした。その取り巻きは仲良しグループを追われ、獣界隈を追われ、ついにはMixiを退会しました。

私は、「しょたやねん」で、事件が起こるずっと前に、このケモホモだかのエロ同人で有名な同人作家の取り巻きの実物を、自分のサークルの机越しに見物したことがありました。いかにもお上品でオサレで端正な色白の「バンドとかに興味あったけどやる気なくてあきらめ系」な顔でしたが、「同人作家としてのやる気」が奇妙でした。普通程度に勘がいい同人作家ならば、近寄る気にならない類の奇妙な邪気を、彼はメッセとかで発散していました。

私は、一応は、この被害者の方々と絵チャットでご一緒なんかもしたことが数回あったのですが、しかし、はっきり言って、「どっちもどっちだ」と思っていました。あの事件の「被害者」とされた自称同人作家は、同人作家として出世したかったからこそ、あのケモホモだかのエロ同人で有名な同人作家の取り巻きをやっていたのでしょう?ならば、最後まで、計算ずくで、そいつを徹底的に利用してやればよかったのに。それも、ひとつの覚悟の定まった立派な生き方です。

(中略)

自称同人作家のみなさん、どっちの道を採るか、ちゃんと真面目に選びましょう????いったん選んだら、迷いは捨てましょう????同人の世界を才能努力と業績の質で生き抜けない場合は、権謀術数と打算と色香で生き抜くか、どうでもいいの!本をだしてゆければいいの!好きにやるの!と生き抜くか、どちらかです。どちらも選べないような優柔不断で潔くない中途半端な甘ったれた奴が、ギャアギャア騒ぐんだよね。しかも、つるんで。団体で。集団で。あ????カッコ悪い。

……おわかりでしょうか?

そもそもみつみ美里さんはエリート中のエリートなのです。みつみさんは、みつみさんに憧れる私たちとは同じ土俵の上に立っていないのです。天才でもないし、世界で10の指に入る大画家でもないような私たちが好きなキャラクターを描いて活動してゆきたいと思えば、自分の思想がどうこうではなくて、まずは愚劣な人品卑しい同人作家うんざりするほど遭遇することに慣れることから始めなければならないのです。

そして、「意識的で戦略的に生きる」とは、要するに権謀術数と打算と色香で生き抜くか、どうでもいいの!本をだしてゆければいいの!好きにやるの!と生き抜くかのどちらかの生き方を望むか、なのです。

ちなみに、藤森先生は自称同人作家向けの“戦略的な生き方”として、次のように書いています。

あのね、若い自称同人作家のみなさんに言っておきますけどね。(かなりの数の)同人作家ってのは、相手の同人作家が自分より圧倒的に劣った立場だと、いくらでも親切にしてくれるの。いくらでも優しくしてくれるの。優越感と支配欲から、ね。人間的に優しいわけではないの。

だけどね、少しでも、自分と並び始めると、同人作家は相手の同人作家に、意地悪するもんなの。(かなりの数の)同人作家ってのは、プライドだけで生きている弱い臆病な生き物だから、すっごく嫉妬深いの。でもって、自分が嫉妬しているってことが自覚できないの。馬鹿なの。自己分析できないの。自分の感情を直視できないの。その程度の、他愛ない奴が多いの。ガキなの。お子様ランチなの。

だけど、同人作家のいいところはね、「あ、こいつは、こっちが何言っても駄目。こいつの視野に俺は入ってない。でも、こいつは俺に敬意を払うフリぐらいはするな、ならばOK」と、合点すれば、もう何もしないってところ。そうなると、無関心になってくれて、形式だけの挨拶社交辞令でおつきあいできます。これぞ、「平和な大人の関係」ですね????そういうところは、つきあいやすいですよ、同人作家というのは、ほんとうに。そういうところは、同人作家はオトナなの。立派なの。豚キムチなの。

(中略)

 つまり私が何を言いたいかといえば、同人作家に意地悪されて、2chで嫌がらせされるようになったら、同人作家も一人前だってことです。親切にされなくなったり、「かばって」もらえなくなったり、悪口言われるようになったら、喜ぶべきです。私は、先輩の同人作家や受け手や同人ゴロに、しょーもない嫌味言われたりするようになったときは、「あ????こいつら嫉妬してる????カッコ悪い????ばっかみたい????貧乏くさい????♪」と思って、喜びました。私は、二次元で、可愛い萌えキャラをちゃんと確保できてましたから、リアルワールドで、馬鹿同人作家にどんな意地悪されても、どうでもよかったですし????

まずは、自称同人作家のみなさん、結婚でもいいし、不倫でもいいし、同性愛カプでも、近親相姦カプでも、その他の各種いろいろ「禁断の愛」で構いませんから、まずは、知的にも情緒的にもサポートしあえる「安定した萌えキャラ」を確保してから、荒波に、嵐の中に、アホ同人作家&アホ受け手の海に、漕ぎ出しましょう????って何の話か?

自称同人作家としての戦略的な生き方、それは、いい男がいなければ二次元萌えキャラ探せばいいじゃない!なのです!

凶暴化すれば嫌がらせは終了!

男が居ないなら二次元萌えキャラ

好きなことをやって生きていこうと思えばクソ同人作家ばかりにぶち当たる!

その全てがあまりにも真理過ぎます!なので、自称改め不肖ピコ同人作家の私はこれからも壁際同人作家藤森かよこ先生電信柱の陰から応援していこうと思いました。そして、若オタとして同人作家を目指す皆様にも是非この事実を伝えたく思い、筆をとった次第です。

若オタの皆さん、是非生涯で一度は同人作家を目指しましょう!

そして人間のクソったれっぷりをこれでもかと見て、社会に適応出来るようになりましょう!!

逆にクソったれっぷりを見たにもかかわらずついついそのまま同人作家へ就いてしまおうと考えるようになってしまった人は……?

社会に適応しなくてよし!

2007-03-17

今日の俺の日記

ちょっと体が動かしたくなって自転車に乗って外に出てみた。車が渋滞している脇をすいすい走る。交差点で減速してギアチェンジ、安全確認して渡って加速してまたギアチェンジ。下り坂で車に追いついて上り坂で置いていかれる。結構遠くまできたから腹が減ってきた。この上り坂を登りきった先は…ファミレスブックオフがあったな。ブックオフ寄ってこ。

ライトノベルを漁る。105円の棚でとても定価では買いそうにないダメそうなのをあえてピックアップ。半額の棚ではさして熱心に追いかけていないシリーズの続編を拾い集める。そういやはてなブックマークガガガ文庫の創刊ラインナップなんてのが上がってきていたがありゃダメだな。まったく勃たない。心のチンコが。105円になるまで待とう。

そうだエロ漫画も買っていくか。なんでもいいから105円の奴。

レジにいくとなんか店員が13人もいる。居すぎだ。どうなっとるんだ。巡回してる奴入れると20人近くないか。週末のちょっと大きい郊外店だからといって多すぎないか。

レジに15冊ぐらいのライトノベルエロ漫画を置く。清潔なピザが値段別に振り分けてレジを打っていく。ちょっともたついてるな。えーと万札しかないや。これでお釣り頂戴。

ピザがお釣りをものすごく早くそろえようとしてもたつく。落ち着け。この店員あれだ、新入りバイトだな。よく見るとどいつもこいつもベテランらしき者に指導を受けている。なるほど人員が異様に多いのはこういうわけか。

釣りを受け取るとついっとベテラン店員がすいっとエロ漫画に手を出してそれだけ瞬時に紙袋に入れる。ちょっとまてと。確かにブックオフは袋が半透明だ。エロエロな表紙が見えてしまっては大抵の客は都合が悪かろう。しかしそういう気づかいは目の前のピザにされればうれしいが君のようなきれいなお嬢さんにされるとちょっとへこむんだよ!それに俺はすごく中身が空っぽいディバッグを手に提げているのだからそれに入れるのは明白。袋なんかいらんのよ。

しかしエロ漫画を買っておいてああ私は袋要りませんなんてエコロジーなことを言うと余計恥ずかしい。ピザから黙って商品を受け取り、レシートと割引券を受け取ろうとしたら指が滑って割引券だけ取っちゃった。だから慌てるな新人ピザミスったのは客の俺だから必死に渡そうとすんな。手をそのまま止めとけおれがレシート取りづらいから。

外に出てバッグに本を詰め込んでいると幼女が前を見ずに走ってきてぶつかりそうになった。親に謝られたがいえいえごちそうさまでした。いや違う違う別にぶつかってませんから。気をつけなよお嬢ちゃん。いろいろな意味で。

来た道を戻ろうかと思ったが行ったことのない道にちょっと行ってみることにした。しばらくいくとダイソーが。げぇっダイソーだけで駐車場つきの一店舗100円ショップでこんな大層な建物作っちゃって採算は大丈夫なのか。とりあえず入ってみる。

そうだダイエット食品を食べる用のシェイカーを前に別のダイソーで見かけてうっかり買い忘れたことがあったな。こんなでっかい店舗ならあるだろ。台所用品売り場で探していると女子高生4人組が賑やかに喋りながら何を買うともなく遊んでいる。凄い他愛のなさになごんだ。しばらく聞き入ってしまった。そのまま帰ろうとしてまたシェイカーを忘れるところだった。いかんいかん。

夕食は店構えが前から気になっていたラーメン屋に入った。うへ、かつおだしか。なんか日本そばっぽいよな。ラーメンじゃなくて中華そば、というのとも何か違う。あっさりしすぎていてものたりないが、スープを飲んでいると塩辛い。うーん、俺にとってはハズレだったか。まずいわけではないが、俺がラーメン食いたい時に求めているのはこの味じゃない。

家に帰ると真っ暗になっていた。うああ疲れた日記買いて寝よう。ってここまで書いてきたがエロに言及した生活感を俺のダイアリーでは出したくないな。いいや匿名ダイアリーに貼ってしまえ。

2007-02-24

強固なる天然の天井

物心ついてから賞賛された覚えしかない。いや、陰口や嫉妬で突かれたこともあるが、私と対峙すればどうしたって自分の無能を思い知らされるらしいので、結局同じことだ。

自分は優秀だなんていう勘違いの全能感など、早めに除去しておいたほうがいいと考えた私は、積極的に相手の無能を暴いていった。手近なところでは両親と教師に、時には両親の友人や親戚と称する連中、公の場で隙だらけの無能さを開陳する恥知らずを誅し続けた。

面白いことに、相手が幼児であるという一点において、彼らは正面から反駁せず、何か情感的な手段でもって自分の無能を正当化しつつ私を窘めようとする。この傾向は相当の広範囲にわたって観察された。呻くように真顔になったのち、不気味な笑みを浮かべて腰を落とす。「お嬢ちゃん」。私の発言の(一面的な)正しさを認めつつも、それは社会的に正しくない態度だ、といった意味言葉を一方的に述べ、足早に去っていく。希に、そういった態度を取りたくても取れず、ただ狼狽し逆上し肉体的な報復を試みる人間も居た。自分の肉体的ハンデを認識できないほど馬鹿でない私は、装備している武器で自衛するのみだ。何にせよ、完膚無きまでに正しい指摘を受け入れられない人間の多さに私は辟易していた。

大学に出入りするようになって、ここは本当に最高学府なのかと驚いた。彼らは主に、研究意欲ではなく自尊心のために通学していた。私には、子供の書いた作文と、彼らの書いた論文の違いを見いだせなかった。多少味付けが違うだけで、文章からは自己主張と承認欲求しか感じられず、学理に対しなんらの貢献もない。無論すべてがそうではないが、本来あるべき論文は、膨大な駄文に埋もれる例外的な奇跡だった。そんな論文の著者ですら、相手の専門の話であっても私にまったくついて来れず、ただ相槌を繰り返すだけだった。

雑談すら5分ともたない。私は人類の無能さに失望しきっていた。私は自分のことを、それほど賢いとは認識していない。私程度の頭脳、もっと早期に凌駕されてしかるべきだと考えていた。ところがいつまで経っても、そんな事態は起こらない。ただへらへらと賞賛され、あるいは憤激され、憧れるに足る人物どころか、対等に付き合える人間すらたったの1人も現れない。研究は面白かったが、あの場所は自分の有能さを常に自覚させられるのみで、まるでモルモットのような気分になる。

どうして人類はこうも無能なんだろうか。どうして私程度の人間を、天才だなんだと持て囃すのか。どうして彼らは頭がいい振る舞いをして、それが成功すれば嬉しく思うのか。不可解だ。不可解だ。ああしかし解読できた。なんて矮小な思考経路だろう。なんてくだらない動機だろう。しかしその点においては私だって同じだ。私はただ、相手の不理解によって中断されることなく誰かと語り合い、そして、望むなら、それは間違っていると一度でいいから指摘して欲しいだけなんだ。私は私の外にある正しさを見てみたい。驚嘆と感動でもって外から来た正しさを出迎え、相手を憧憬し、間違った自分を恥じつつも愛おしいと思いたい。そんな些細なこと、些細なことなのに、どうして高望みになってしまうんだ。

「難しい数式で頭いっぱいかと思ってたら、なんだ、そんなこと考えてたのか。馬鹿だなあお前は」

そう言ってくれるはずの父や母はとっくに死んでしまった。優秀なはずの私は、この孤独がどれだけ続いているのか正確に把握していない。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん