はてなキーワード: 雲のむこう、約束の場所とは
『雲のむこう、約束の場所』では、初恋を閉じ込めたまま青年になった二人を軸にした物語を圧倒的な映像美で描いて僕の心をつかみ、
『秒速5センチメートル』では、北関東の美しい冬と、南国の海、そして都会の3カ所の美しさをこれでもか、これでもか、と描いて、僕に彼の一生のファンとすることを運命づけた。
彼の原点である『ほしのこえ』の人物造形は、僕は嫌いじゃない。
だが、多くのファンからは、その後の別のスタッフによってデザインされたキャラの方が人気があったようだ。
僕もその流れには、さほど拒絶感を持たない。
だが、発表された新作のプロモーション映像には、ドンびきだった。
まず観て欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=mDCh1kpHvRk
特に20秒辺りだが、これって、もろジブリの登場人物じゃないか……
アシタカかと思ってしまった。
せっかく風景が美しいのに、キャラばかり気になってしまってしかたない。
いくらなんでも、これはアウト。
どうみてもジブリ。
マネするなら、もう少し有名じゃないところからパクって欲しい。
こんなあこぎなまねは止めて欲しいよ。
クリエイティビティの根源は、肯定だと思いますよ。
批判されてよくなるなんて、どんなマゾっ気のある作品だよという話で、良い作品っていうのは大概褒めて伸ばされてるもんだと思います。
『マルホランド・ドライブ』のどこからなにを思い出したのかはよくわからないのですが、大変な批判にさらされたということでしょうか。それでリンチ作品がよくなったとか、わかりやすくなったとか、とんと聞いたことはありません。この辺はちょっと解説して頂かないと。いろいろ文章が虫食いでわかりにくいです。
業界を批判しているアニメがあるかということで、批判とまではいわないまでも『アニメーション制作進行くろみちゃん』は業界物だったかなと思います。えぐめで言えば『エクセル・サーガ』でしょうか。でもまあそもそも自己批判アニメを作って誰が見るのかという話になります。主流とは違うものを作ろうというならたぶん新海誠の『雲のむこう、約束の場所』とか、『イヴの時間』等はがんばっていると思いますね。
アニメ誌に批評がのらないのは、より売れるための装置としての雑誌だからです。売れない理由をわざわざあげつらうまでもありません。そういう意味で言えば、アニメ業界なんて小さいもんです。アメリカだと例えば『アルマゲドン』とか、テレビで女性コメンテーターが低俗だとけちょんけちょんにけなしていたことがありましたが、日本ではそういうことはありません。
いいものを作ろうとしているのではなく、売れる物を作ろうとしているのです。だから似たようなジャンルに固まるし、お金を出す人たちは決まってくるし、当然その人達の発言力は高まるし、コストパフォーマンスがいいものが求められます。
原作物であっても配役まで口出しできるのは、大出版社がバックにいるんでもないかぎり実現しませんし、売れてる声優は高いし、新人があたったらおいしいし、どうせなら自社製品を売り込みたい。あんまり作品に口出しをしないパチンコ業界とか、救世主に見えてくるでしょ。
アニメ業界は見た目ほど強固でも大きくもないんです。強固にしたり大きくしたりする方法はしりませんが、自己批判は対して役にはたたないと思います。