はてなキーワード: 平成10年とは
日本における自殺者が、平成10年で突然急増しその後下がらない理由。
http://anond.hatelabo.jp/20080720064005
のエントリを書いたものです。
あのあと、
「高齢者の自殺理由で健康問題がいちばん多いってのは、きっと身体が不自由になったときに介護してくれるひとがいない人が死んじゃうからなんだろうな。もし介護してくれる家族がいたとしても、『家族に迷惑はかけられない』って死ぬひとも多いだろうな。」
↓
という思考を経て、老人介護について考えていたら、ちょっとアイデアっぽいのが浮かんだので書いてみます。
アイデアの名前は、
概要:
●介護者は基本的に全員60歳以上。給料をもらって(←重要)介護を行う。
●一定期間働いたら、自動的に入所者の資格を得る。すぐに入所してもいいし、しなくてもいい。
●身体の調子のいい間は家族と過ごして、調子が悪くなったら入所、でもOK。
●一定期間に満たなくても、途中で健康状態が悪化した場合、入所できる。
●入所できるのは介護者を経験したひとのみ
期待できそうな効果:
●人数が足りないといわれている介護職の数が確保できそう。
●60歳以上のひとに仕事を作ることができそう。
●「介護してくれる人がいないひと」になりそうなひとは、ここで働いておけば大丈夫。
●「家族に迷惑をかけたくないひと」も、元気なあいだに働いておけば安心。
●入所者はみんな介護者を経験しているので、よく介護施設で見られる(らしい)「横柄な要介護者」が少なそう。
●あわよくば50代の自殺者も少し減ってくれないかな。
その他:
●給料をもらうことが大事な理由は二つ。一つは雇用創出。もう一つは、男性介護者のため。
●仮に男性介護者をボランティアで雇っても、大半の人はえらそうにするだけで、きっと役にたたない。
●きちんと給料を支払うことで、そのぶんしっかり働いてもらう。
●当方男性です。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10117667277.html
http://www.t-pec.co.jp/mental/2002-08-4.htm
確かに、リンク先のグラフを見ると分かる通り、平成10年に日本における自殺者の数は急増し3万人を突破、その後下がらずに高い水準を維持しています。
気になったので考えてたら、結論らしいものが見えたので書いてみます。
今回僕が考えた『日本における自殺者が、平成10年で突然急増しその後下がらない理由』は、
『平成10年あたりに急増した大量にリストラされた50代の団塊の世代が、前倒しで自殺したから。その後、本当は高齢化の推移と比例するはずだったものが相殺された』
です。
結論に至るまでの経緯は以下。
前提1:
前提2:
前提3:
前提123から、
仮説1:
『日本の自殺者は、高齢者が健康問題が原因のものが一番多いから、高齢者の数が増えるのに比例して増加する』
しかし、実際に高齢化の推移と自殺者数の推移を比べてみても、いまいち一致しない。
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2005/gaiyou/html/Hg111000.html
↑高齢化の推移
http://www.t-pec.co.jp/mental/2002-08-4.htm
↑自殺者数推移
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2760.html
↑これによると、日本では、年金制度、高齢者福祉の充実していくことで、高齢者の自殺率は劇的に改善していったようである。
以上のことから、
前提4:
前提1234から、
仮定2:
『高齢化社会で増えるはずの自殺率は、高齢者の自殺率の減少によって相殺されていた』
また、仮定2から、
仮定3:
『年金制度、高齢者福祉が整ったタイミング(=高齢者の自殺率の減少が収まったタイミング)で、自殺者数の伸び率は急増する』
ここで、推測。
推測1:
多分この「タイミング」が、95年ぐらいだった
推測2:
本当はそこから、高齢化の推移と比例して自殺者が増えていくはずだった
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3080.html
失業率が急上昇。
推測3:
再び、年齢別自殺率。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2760.html
↑95年から99年の間に、自殺率は全年齢問わず増加しているが、特に伸び率の高いのは、50代。
http://www.t-pec.co.jp/mental/2002-08-4.htm
↑職業別自殺者数の推移(上から二つめのグラフ)を見ると、平成9年から10年にかけて、無職者の自殺者数が急増している。
また、同じページの自殺者数の年度推移をグラフ見ると、平成9年から10年にかけての自殺者の大半は、男性であることが読み取れる。
推測123から、
結論1:
『97年に自殺者が大量に増加したのは、当時50代の団塊の世代がまとめてリストラされて、経済的に困窮したから』
結論1を言い換えると、
そのため、
結論2:
『日本の自殺者数は95年ごろから高齢化の推移と比例して増えていくはずだったが、97年の団塊の世代が、前倒しで自殺したために、相殺された』
よって、
結論:
『日本における自殺者が、平成10年で突然急増しその後下がらない理由』は、
『平成10年あたりに急増した大量にリストラされた50代の団塊の世代が、前倒しで自殺したから。その後、本当は高齢化の推移と比例するはずだったものが相殺された』
年度\年齢 15歳-19歳 20歳-24歳 25歳-29歳 30歳-34歳 35歳-39歳 40歳-44歳 45歳-49歳 50歳-54歳 55歳以上 平成10年度 2 7 10 11 9 11 19 9 1 平成11年度 2 5 9 7 13 7 10 12 0 平成12年度 0 3 11 16 13 9 17 12 0 平成13年度 0 4 9 15 4 11 8 11 2 平成14年度 1 4 10 18 5 16 18 12 1 平成15年度 3 8 13 6 12 10 14 14 1 平成16年度 0 9 19 13 16 14 15 10 4 平成17年度 2 13 15 15 13 11 19 12 1 平成18年度 2 8 12 14 9 25 17 12 2 平成19年度 4 12 12 10 14 15 13 8 1
「ある集団」とは何か?
出典:衆議院議員鈴木宗男君提出自衛隊員の自殺防止に向けた防衛省の取り組み並びに組織のあり方に対する同省の認識に関する第三回質問に対する答弁書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b169345.htm
1998年 経団連提言『多様なライフスタイルを可能にする住宅政策を求める』
II.魅力ある居住空間づくりに向けた5つの課題
https://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/pol194/part2.html
日本の住宅の床面積は全国総平均で91.92m2となっているものの、東京都では62.05m2となっており(総務庁「住宅統計調査」/1993年)
http://www.pref.osaka.jp/jumachi/juutaku1.htm
府県別戸当たり延べ床面積平米(グラフより抜粋)
持家:130.1、貸家:55.4、寮・社宅:56.5、分譲住宅:93.6