はてなキーワード: 反貞女大学とは
女性の困った性質として、芸術が自分を高めてくれる、という考えに熱中するあまり、すっかり自分が高まっちゃった、と思い込むことであります。
三島由紀夫「反貞女大学」
若い女性の「芸術」かぶれには、いかにもユーモアがなく、何が困るといつて、 昔の長唄やお茶の稽古事のやうな稽古事の謙虚さを失くして、ただむやみに飛んだり跳ねたりすれば、 それが芸術だと思ひこんでゐるらしいことである。芸術とは忍耐の要る退屈な稽古事なのだ。 そしてそれ以外に、芸術への道はないのである。
三島由紀夫「芸術ばやり──風俗時評」
Permalink | 記事への反応(4) | 21:54
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