はてなキーワード: プロダクツとは
うーん。
まず、性差が薄いとか少ないっていうのは置いておこう。
以前より少ない。大学の理系学部において、女子の入学比率は20年前の数パーセントと比べて上がってる。建築や情報、化け学、薬学等が女子にも人気がある。半々には多分1世紀経ってもにならないとは思うけれどもニーズ自体はもうちょっと早いんじゃないかな。
でもまあ、性差はある。それは認める。
で、時代を考えるとPCが無い理系学生っていうのは稀少になるよね。レポとか書くのにPCを利用したツールがあれば格段に時間が短縮されるから。まあ図書館に籠もって手書きとかもやってた世代なんで羨ましい限りだけれど。でもまあ既成PCっていうのはお手頃価格とは言えない訳で。そうなると性能がよくて自分で組み替え可能とかになってきたら男だろうと女だろうとPCを作り始めると思う。外食だとカロリー高いし好きなもん食べれないし値段も高いし、って言うのとほぼ変わらん。
しかも今の時代はPCは理系学生だけじゃなくて普通に文系だって使う。
大学生レンジで話を進めているけれど、もっと若い子だってお姉さんだって普通に使っている。
その中にはカスタマイズ好きとかも居る、と思う。
前にも(http://anond.hatelabo.jp/20081124193051)書いたが、自分の所感としては女性のニーズっていうのはちょっと刺激して、ブームに乗せてしまえばある程度の需要が掴めると思う。だから女性用の自作PCメリットと簡便さを出して市場を開けばいい具合に顧客を掴めなくもない。だって安いから。
ただ、一番重要なのは、女性用と銘打たれた自作PC用のコンテンツを作る側に女性を多く参入させる必要がある。
男性視点の「女性用のもの」というのは一概にそうとは言えないけれどピンクにしておけばいい、とかリボンとか花とかつけておけばいい、とか大味なデザインというかセンス悪いとしか思えないプロダクツを作り出す。企画立てるのが女性でも通すのがセンス悪いおっさんだとそういう事が往々にして起きる。
女性(ま、自分だが)が身につけてたいとか家に置きたいとか思わないようなそういうのを平気で売り出す。誰も買わないから、女性はこういった品が好きじゃないんだ、と結論付ける人がいるけれど、そうじゃない。リサーチ不足も甚だしい。
あ、女子全体で行くとピンクが大好きな子というのはいない訳じゃないけれど、5%位じゃないか。携帯でもピンクしか売ってないからピンクを持ってるけれど。本当はベージュとかブルーシルバーとかの方が欲しいという声はよくあるよ。ピンク=カワイイ!ってわけじゃない。押し付けの概念だと思う。昔は生理用品の開発も男性がやっていて大変使用便宜に欠けていたのは有名な話。
で、作る方に女性を参入できるようになる事を考えると、これは結構時間がかかるかもしれない。
先に例を挙げた自動車会社はトップが外国人になった為、デザイン起用のそれまでのノウハウを捨てて、自由に若い女性社員でも出せるように仕組みを変えたんだけど、日本人だけの社会の場合、そうい性差を超えるようなう思い切った事ができる分野って家電か薬品か食品がWeb産業くらいしか思いつかねえや。
本当は結論として、女性用の自作PC市場が50年後とか100年後とか何言ってんだバーカって事を書きたかったんだけど、考えていくうちに20年はかかるかもしれねえな。とは思った。
今自作PCが大分下火なのは、市場狭くして一部のレンジにしか興味を持たれていなかったのが問題だと思うんだよね。少し腕を広げてみるのも大事だと思う。
けんすうプロダクツの中では、ideame(http://ideame.jp スパマー様ご来訪中)みたいに作るだけ作って着地点の見えないやつのほうが似てるかも。