はてなキーワード: ギリシャ神話とは
そうなんだろうけど、その文化自体に脳のリミッターを温存したり解除したりするきっかけが
仕込まれてるんじゃないかっていう気がする。
よく処女にこだわるのはキリスト教文化って言うけど、実は全然そんなことなくて儒教でもイスラム教でも普通にあるわけで、
ギリシャ神話のペネロペの話とか見ると遥か古代からあったわけだ。時間も空間も離れた場所で同じようなものが
生まれるとすれば、何がしかの人間の脳のシステムじゃないかという推論も成り立つ。
そんでこれらに共通してるのは都市文化だということ。
大雑把に言えば農村文化=乱交、都市文化=処女(結婚制度)というのがあって、都市文化のように人間が人間を
秩序立てて管理しようとしたときに、その場所の人間の行動は性行動も含めて制限され、
本来外されるべきリミッターが温存されるんじゃないかと。
反動でタナトフォビア(死恐怖症)にならないようにね。ネットで会った友だちがそうだった。その子得度までしてたんだけど、洗礼も受けてて、何でそんなにいろんな宗教に行っちゃうのかなと思ってたらタナトフォビアだったぽい。あまり理解できなかったけれど、本人には深刻な悩みだったね。欝だったのかもしれないけれど。
自分的に一番しっくり来る死生観は古事記やギリシャ神話の冥界のような、ただ死の世界に「遷移」する。状態が変わるだけ、という感じ。だからあまり怖くないのね昔から。困ったことなのかもしれないけど。
完全に「無」になるという人もいるし、最後の審判をずっと待ち続ける、という人もいるし、まあわからないよね。でもみんないつかは死ぬのだし、するっと遷移できたらいいなとは思っている。
じゃあその欧米人が家にギリシャの神の祭壇作って毎日祈ったり、
年に数回、その神殿にお参りしたり、
太陽を見ながら「太陽の神アポロンよ」と真面目に言ってみたり、
そんなことはまったくない。
ギリシャ神話を知り、それを使うことはあっても、
つまりギリシャの神々は神として扱われてはいない。
それは多分直接的にギリシャ神話やそれをインポートしたローマ神話の神々を持ち出すより、更にそいつらをキリスト教がインポートした「聖人信仰」で説明する方が通じやすいんじゃないかなー。ああプロテスタントはダメなんだろうが。
おまえらだって職業やイベントや感情や街に守護聖人つけてるだろ? 俺らはそいつらを「神」って呼んでるだけさ、とかね。
そもそも欧米人にだって「神社に行ったら手は合わせますよ」程度の信仰しか持ち合わせてない人もいるようだし。あまり連中の宗教心にビビるこたーないと思う。思想や文化の根底としての宗教には十分注意を払っておいたほうがいいけどね。
あと、ヨーロッパ人の信仰心はところに寄ってまちまちって事情もあるし、宗教というよりは伝統文化として崇敬してるってパターンもある。日本でも三社で神輿担ぐ人がみんな神道の敬虔な信者ってわけでもないでしょ? 鳥居は足蹴にしませんよぐらいの意識+文化への愛だけでも十分「熱狂的な」宗教イベントは実行されるわけですよ(もちろん「し得る」というだけで、純粋な信仰心の塊みたいな宗教イベントも残っているが)。
だからどっちかっつーと純粋な信仰心で駆動してる度合いはアメリカ人の方が強かったりする。欧州にとっちゃキリスト教は文化だが、アメリカにとっちゃキリスト教は勝ち得た自由だとかなんとか。ただ、この辺は身の回りレベルでは結構納得できるんだけど本当に国民全体にそういう傾向があるかは良く分からんな。まあ「進化論反対!」とかいう連中はあまり欧州からは出てこないってのは覚えといて良いかも。
ってのと信仰は違うと思うよ。ギリシャ神話とかローマ神話はお伽話とかファンタジーであって信仰の対象じゃないでしょ?
それに、一神教だからといって異教の神を認めないわけじゃなくて、キリスト教徒とイスラム教徒は、それぞれの神の存在とかは認めていても、信仰の対象じゃないというか、「複数の神を信仰する」って感覚が分らないんだと思う。
でも、たぶんそれは「多神教」という言葉にとらわれているだけだと思うけど。イエス・キリスト像、聖母マリア像、どちらにも祈るように、教義に複数の神がいて、複数の神に祈ってるだけだと思うけど。
http://anond.hatelabo.jp/20070514225158
「欧米人は一神教のキリスト教徒が多いから、多神教の概念は理解しにくい」とはよく言われる事だけど、
実際にはギリシャ神話の神々も広く愛されているように思うのは私だけ?
たとえば、月ロケットに、事もあろうに異教徒の神の名前「アポロ」を付けたのは、キリスト教国家のはずのあのアメリカ合衆国。
ナイキだって、勝利の女神のニケに由来するし、スターバックスのロゴは人魚のセイレーン。
ローズ・オニールの描いた「キューピー」も、愛の神「キューピッド」が元ネタ。エルメス(ヘルメス)も有名な神様。
他にも、星座の名前とか心理学用語とか商品名とか、とにかくいろんなところでギリシャ神話が欧米社会で活躍している。
本当は欧米人の大半も隠れ多神教信奉者なのだと私は思う。だけど、他の神様に嫉妬深い一神教のキリスト教の神様を信奉している建前上、
それは言わないお約束になっているのだろう、きっと。