2024-08-12

[] 幻影の壁

父と祖父と私で、母方の両親の家に行くことにした。

車で運転していると、私は「まっすぐ行けばつくよね」と言った。

ところが父親は「壁があるから行けない!」と言った。

「行けるよ、そこに道があるじゃん、まっすぐ行きなよ」と私が言うと、父は「だめだ、ぶつかる」といってハンドルを横に切り、道を曲がった。

しばらく進むと、父は「あれ、戻ってきちゃった」といった。

祖父は「疲れてるんだよ、今日はやめよう」と言った。

しかし、私が見えていて、父には見えなかったあの道は一体なんだったのだろうか。

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