2024-07-01

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ウサギは、自分の食べる草を与えるわけにはいかないので、

自分身体の肉を差し上げようと考えて、バラモンが来たときに、

あなたは、行って薪を集め、火をおこしてから私に知らせてください。私は火の中に飛び込んで私の肉を差し上げます」と言って、

バラモンがおこした炭火の中へ飛び込むときに、

「私の毛の中に生き物がいたら、それらが死ぬことがないように」

と三度身体を振ってから炭火の中へ身をなげました。

ところが、その火はウサギの毛を1本も焼くことなく、まるで雪の中に入ったようであった、といいます

サッカ(帝釈天)は、ウサギの優れた行いが永遠に知られるようにと、山を搾って汁を取り、円い月面にウサギの姿を描きました。

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