学生時代のある日、階段でうまい棒を一本食べていたらある男子生徒が「え?!お昼それだけ??
お腹へっちゃわない?!」と心配してきたので
「親からの小遣いが尽きてこれしか買えない」と
言ったら「じゃあ、俺の弁当ちょっと食べなよ」って弁当のおかずとご飯をちょっと蓋に乗せて分けてくれた。なんでも少食なんだがお母さんがいつも弁当にいっぱいおかずを詰めるらしい。
それで残すのも勿体ないからくれたとか
そのおかずは本当に美味しかったし、自分の家庭では絶対に弁当に入れてくれはしないだろうなってものばかりだった。
「でも何か申し訳ないよ…これじゃ」
情けない声を出したら
「じゃ、今度うまい棒くれよ。コンポタ味ね!」
と彼は言った
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