■[ポエム] 詩の分かれ道
「詩は、渇きに苦しむ者に与えん」と欲する人あり
その一方で古の知者は「その清らかな泉を無駄にせず、自分だけで味わえ」と忠告してくれたり
詩を書くとき、一体どちらの言葉を聞くべきか
世の中には多くの悪人がおり、純真な人の偽りのない証言さえ汚すかもしれず 「悪の火には浄化の火を。善の水は自らが守れ」というやり方あり
世間に届ける詩は火の側なり
火に火を焚べる
しかしその詩を語る場合、清らかな風が味方するよう祈ったほうが良し
悪人の吹かす風は悪臭がする、悪人の言葉には蝿が湧き出る
酷い臭いによって汚されるよりも、古の知者に従ったほうが良し場合多し
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