何事も白黒つけられることなんてほとんどない…というと、ほとんど正論だろう。
無理に白黒つけようとしてつけられなくて、そういう性分が原因で苦しく生きづらくなるくらいなら、白黒つけなくていい、白黒つけられないことのほうが世の中には多いのたから、という論調が生まれた。
それはある意味では妥当だと思うが、事によって、場合によって、白黒つけにくいことに対してあえて白黒をつけなければならない立場、状況というのも存在するのではないだろうか。
まさに「責任」をもって白黒つける=判断・決断しなければならない立場、状況。
明確にはっきりとした実線を引くことはできないまでも、薄っすらとした細線や点線、破線くらいは引ける、引かなければならないことはあり得る。