人は「飽きる」ってのが機能に組み込まれてるから、同じことをしているとそのうち不満を持ってしまう。住環境、人間関係、仕事、趣味、とにかく何でも飽きて次へ、変化を求めることが機能的に避けられない。子どもなんかは特にそうで、飽きるサイクルが早い。取っ替え引っ替え、夢中になるものが移り変わって行く。
そんな中で、家族という人間関係に「飽きない」ことは難しい。きっと必ず飽きるし諦める。これは悪いことではない、たぶん。人間の心の機能がそうさせる。だから飽きたうえでいかに付き合っていくかとか、お互いに飽きを悟られないかとか、飽きるの中でも良い飽き方を模索するとか、そういう考え方も必要になるんだろう。