熱い気持ちでオープンした店が、立ち行かなくなってしまう。資金繰りに困り、かといってそうかんたんに撤退することもできず、意地をはって続けているうちに、首が回らなくなってしまう。残酷な現実、打ち砕かれた希望。その繰り返しのみが存在する場所。彼らのはかない夢の残骸が散らばっているようで、ぜったいに繁盛しない貸店舗の前を通るたびに、わたしはきわめて陰鬱になって、できるだけ早足でそこを通りすぎるのである。
— 2009-02-12 - 空中キャンプ
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