2019-03-10

泥の中にいる

昼過ぎの起床

濃い味のはずなのに味のしないカップヌードル

窓の外の雨

遠くから聞こえる車の音

すべてが煩わしく、体が重い

毎日に縛られて、まるで泥の中にいるようにここから抜け出せない

何も見つからないし、何も手に入れられない

俺は何者でもなく、俺ですらない。意味の失った記号の羅列。額に貼り付けられた識別子のナンバー。核のないヌルヌルとしたスライム

溶けていなくなってしまえば良いのに

生きていたいと望んでいないのに生き続ける事は罪だそれなのに何故死に向かうことができないのだろうしぬしぬことすらめんどうだ

世界は消えないし、俺は零れ落ちない

雨に流れてゆく蜂のように、俺も何処かにゆけたらいいのに

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