「と」「かく」は代名詞のようなもんで、「とせん、かくせん(あれをしよう、これをしよう)」「とせよ、かくせよ(あれをしろ、これをしろ)」みたいな表現が古文には出てくる。
それを念頭に「あれこれ」という意味で「とにかくに」「ともかくも」という表現が生まれたのだが、同じ並列の効果を持つ助詞でも、「に」と比べると「も」は詠嘆の意味が強い。
そのため両者とも「あれもこれも下らない」という意味は持つのだが、話を打ち切る感嘆詞的な表現はより感情的なニュアンスを持つ「ともかく(も)」だけが担ったと考えられる。
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「それは兎も角」って言うけど「それは兎に角」って言わないよな 同じ意味じゃないのか
「と」「かく」は代名詞のようなもんで、「とせん、かくせん(あれをしよう、これをしよう)」「とせよ、かくせよ(あれをしろ、これをしろ)」みたいな表現が古文には出てくる。 ...
同じ意味じゃないのか … 違うw
「兎に角」「兎も角」は当て字。 「と」は、「ともすれば」や「とんでもない(とでもない)」と同じ副詞の「と」、 「かく」は、「斯くなる上は…」や「斯く言う私も…」と同じ「...