もうボケかかった父親
酒で体を壊したのに結局やめることはできなかった
50代以降に大病続きだった 糖尿病脳卒中ヘルニアに緑内障 そして大腸ガン
幸いなことに命は取り止め 再発もなく 生きている
元気いっぱいとは言えないにしても まあなんとか
終わりを意識した会話
もうちょっと若かった時は憎まれ口も叩けたけど
もうそんな時期でもない
こたつに入ってつまらない話をしていた
年老いた父は横になりうとうととしている
と、膝枕をこうように頭を腿に寄せてきた
子供が母親にやるように
老いたんだなあ、父は そう思った
父の頭の重みを腿に感じつ母が来たので避けた
春先の話
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