婦人科検診だった。
いろいろと細かいところを診てくれて、乳腺の検査をしていたとき。
先生の顔をちらっと見たら、1ヶ所を重点的に診ながら険しい顔をしていた。
もちろん、見やすいとか見にくいとかあるだろうし、表情だけで何がわかるわけでもないのだけど、わたしを不安にさせるには十分だった。
帰ってから、一緒に暮らしている姉に話した。
開口一番に言われた言葉が、タイトルだ。
「ガン保険入っとけば。」
この言葉が、昨日から頭から離れない。
入っておいた方が良いのだろうかとか、そういうんじゃなくて。
例えばもしガンになったとき、お金がかかるのは重々承知だ。わかっている。でも、
一言目に出てくる言葉がそれなのかって。
ただ、悲しくなっただけ。
まだ頭から離れない。
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