妻が東京のお土産に東京ばな奈と一緒にプレスバターサンドを買ってきてくれた。
聞くところによると、プレスバターサンドを買うには、並ばなければならないらしい。
「まあ、美味しいけど、並んでまで買うほどのものか?」と思ったのだ。
その感想を聞いて妻は「そうねえ。」と言った。
それから続けて、「でもさ、包装とかオシャレじゃない?佐藤可士和っぽいし。佐藤可士和かどうか知らないけど。それでさ、目の前で焼いてるの、プレスバターサンド。焼きたて食べてみたいなー。お店の周りバターの香りがしてさ。朝から行列できてたんだけど、行列できてるから何の行列か分からないけどとりあえず並んでみよう、みたいなこと言ってる人もいてさ。」
やっぱすごいな東京。もう何年も行ってない。
それから半日たって、再びプレスバターサンドを食べた妻が言った。
「やっぱ美味しいわこれ。」
私も2こ目を食べる。
美味しい気がしてきた。
行列。
オシャレな包装。
小気味良い歯応え。
滑らかなバター。
妻の評価。
まあでもどっちか1つ選べと言わらたら東京ばな奈なんだけど。
そういう人がいてくれるから、味は普通でも高い値段で売れるの。ブランドを感じ取ってくれて、ありがとう。飲食小売が生産性を上げるには、作り手買い手ともに幸せになるこの方法...
お店の中の人ですか?