死ぬというのが、最悪なことなのだろうか。お金がなくなる恐怖も、結局はお金がなくなって生きていけなくなることが怖いのだろうか。人に嫌われることが怖いのも、人に嫌われて生きていけなくなることが怖いのだろうか。そうだとしたら、自殺するのは愚かなことだと言える。
けれど、死ぬことよりもっと悪いことがあるのではないかと思う。たとえばお金がなくなったり人に嫌われたりするのが怖いのは、惨めに生きるのが怖いということなのではないだろうか。だから、死ぬことよりも惨めに生きることのほうが辛いのではないかとも思う。
死んだらゲームオーバーだけれど、生きていながら詰んでいるという状態が一番怖いように思えるのだ。
惨めな自分をさらけ出しながら生きなければならないというのが、辛い。
人によっては、そういうのが全然平気だったりするのだろうけれど。多分そういう人は、他人からどう思われるかなんて関係ないと思っているのだろう。人から自分が惨めに見えたところで、自分が自分のことを惨めだと思っていなければいい。
今は、自分で自分のことを惨めだと思っている。それに、人が自分のことを知ったら、惨めな奴だと思うに違いない。そのどちらもが辛いし怖い。
生き地獄を続けるか、死んで天国か地獄か(そもそもそんなものがあるかは知らんが)に行くか さあどっち