フィギアみたいにひとつは観賞用、ひとつは保存用のような用途を分けるために買うのではない。
2箱とも鼻の穴に挿すために買う。
数えたことないけど、ポテロングは一箱に大体20本くらい入っている。
だから合計40本挿せることになる。
自宅に帰ったら、さっき買ってきた2つのポテロングをテーブルの上に置き、同時にフタを開ける。
そしてそれぞれの最初の一本をゆっくりと両の鼻の穴にインサートする。
鼻の穴の中がカリッと香ばしくなる。
そしてそのまま三面鏡の前に立ち、ぐっさりと両鼻にポテロングがささった自分の顔を見る。
できるかぎりかっこいい顔をするのが鼻ポテを楽しむコツだ。
かっこいい顔であればあるほど鼻にささったポテロングが活きてくる。
ひとしきりそれを楽しんだ後は、鼻の穴に入りきらなかった部分のポテロングを折る。
そして折った2本のポテロングを前歯だけでサクサクサクサクサクサクとリスのように食べる。
長かった一日が終わる。