ケインズは嘗て需要が大切だと言った。
景気を良くするには穴をほって埋めればいいと。
そして、新国立競技場関連でも、膨大な資金はゼネコンをはじめ建設業界の需要に繋がるからいいではないかと。
でも、大切なのは需要された資金がその後経済にどう影響をあたえるかということ。例えばそれが子育て支援であれば、ばらまく金の量は同じでも将来における経済への影響は変わってくる。
この辺りをもう少し考えると、どこに資金を配分するかは非常に重要なもんだいなのだ。
ついでに言っておくと、建設業界はいま需要が拡大している状態で、ここで公共事業を行うとクラウディングアウトが起こるのでやっぱり新国立競技場の経済効果は限定的なのだ。
Permalink | 記事への反応(0) | 23:31
ツイートシェア