2014-08-23

トンネル

新幹線の中でうとうとしていたら、少し離れた席で子供が甲高い声をあげていた。

父母が「しー。しー。」と言うと一瞬収まるが、またすぐに声を上げる。そばの席の人は睡眠はあきらめざるを得ないだろうなと思いつつまどろんでいると、隣の席の会話が聞こえた。

隣に2人組の男性が座っており、会社の先輩後輩か、年の近い上司部下といった間柄に見えた。

年下「小さい子、大変そうですね。デッキにつれて行ったらいいのに。」

年上「いやー。金払って乗車してるわけだしデッキってのも。。」

年下「あー。まー確かに。」

年上「誰も悪くないけど、誰もが不幸な状況ってあるよね。」

一瞬間があって

年下「プハッww。なんて返していいかわからないですww。」

トンネルに入りノイズが増え、子供の声も男性たちの声も少し遠くなったところで私は眠りに落ち、次に気が付いたとき東京に到着するアナウンスが流れていた。

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