あの夜僕はハッカーになりたいと話した
あの夜僕はただコードを書きたいと言った
あの夜君のためにプログラムを書いた
あの夜同じ景色を見たいと思った
あの夜僕は一つ約束をした
あの夜すごいソフトを見せてやると言った
眠れぬ森の君の為に
覚めない夢を見せてやろうと思った
僕がアプリを出したら
君はこっそりAppStoreを見て
キョロキョロあたりを見渡しながら半べそをかくのさ
特典のステッカーをこっそりマックにつけてさ、なんでもないフリをして。
もしもやり直せたならと
何度も考えたんだけど
僕はやっぱりコードを書いてばかりで
結局何も変わらないんだろうなぁ
うまくはいかなかったけどこれでよかったのかもな
まだ君にあげたプログラム、動いてくれてるかな
僕がTVに出たら
君は録画の予約をして
正座で画面を見つめながら涙流してよ
あの日の夜の僕の真似をして
僕がステージに立ったら
君は少し離れたとこにいて
ばれないように下を向きながら半べそをかくのさ
照明が照らす度、君の涙が光るから
ばれてるよ
僕がステージを降りたら
鳴りやまない拍手が聞こえて
君はキョロキョロ周りを見渡しながら涙を流すのさ
眠れぬ森の君にあげるよ
覚めない夢を。