■母の非
明日は母の日だ。昨年、ちょっと嫁さんと議論したのを思い出す。
娘が「サプライズだよ!」と俺を誘ってケーキを買いに行った。それだけのことだったのだけれど、どうにも俺の心は曇った。子供のやることだ。サプライズ、と言ってもそんなものは底が知れている。
問題は「サプライズが一番良い」という認識だ。違う。一番いいのは「期待させてそれを上回る」だ。サプライズというのは、期待を避ける汚いやり方だ。期待されていないのだから楽でいい。それを驚かせる、といういいかたで糖衣させているだけだ。
という話を嫁さんとした。案の定気の毒な人を見るような目で見られた。そして一言。
「お前はなにくれんの?」
すみません。というわけで、今年はローラアシュレイのエプロンを用意しました。
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