おばさんには胸がある。
そりゃ若いときと比べればいささか垂れてしまってはいるけれども、ちゃんと熟した実はついているし、ぷるぷる感も変わらない。
張りがあった方がいい?
そんなことを言うならおばさんの胸を枕にして寝てみろ。
ほっぺたから伝わるこの上ないやわらかさが熟睡をさそうことだろう。
おばさんには技術がある。
そりゃ若いときと比べれば初々しさは廃れてしまっているけれども、はじめての日から今日まで積み重ねた経験は、一朝一夕に得られる代物ではない。
若くなきゃ立たない?
そんなことを言うならおばさんの前で目をつむって仰向けになってみろ。
驚いて目を開けるころにはもうお前は果てていることだろう。
おばさんには度胸がある。
そりゃ若いときと比べれば恥じらいの色は褪せてしまっているけれども、数々の試練を乗り越えて得た精神力は、どんな敵に対しても敗北を知らない。
俺の体は触らせない?
そんなことを言うならおばさんと一緒に旅行に行ってみろ。
お前のベッドにはいつの間にかおばさんがいて汚い体をすみずみまで綺麗にしてくれているだろう。
ああ、おばさんよ。
どうしてあなたは私をこうまで惹きつけるのか。
私の愛を、どうしてあなたは受け止めてくれないのか。
ああ、おばさんよ。
おばさんよ。