■日常の波に飲み込まれる前に
新しいことを初めて3ヶ月から半年くらいは、生きている実感を感じられる。
新しい土地、新しい仕事、新しい恋人。それらが生きがいになる。
しかし慣れてくると、それらは「日常」になり、当初放っていた輝きを失ってしまう。
20代のころは、どんどん新しいことを初めて、「日常の波」に飲み込まれないように、走って走って逃げてきた。
しかしそんなことは長くは続かない。
人生はそもそも無意味なのだ。
理性では分かっている。
じゃあ人生を終わりにすべきなのか?
本能は生きたいと訴えている。
理性と本能をつなぐ存在が、生きがいなんだろうと思う。
日常の波に飲み込まれて、ぼんやりと生きていったほうが、楽になれるのかもしれない。
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