あついあついなつのひのことです
ありはみんなでちからをあわせて
それはそれはけんめいにはたらきました
まいにちねるまもおしんでけんめいにはたらきました
いっぽうきりぎりすはまいにちあそんいました
すきなことをやりつづけました
そんなあるひいっぴきのキリギリスは
たのしそうにうたをうたっていました
「ありさんありさんどうして
どうしてこんなあついひに
あせみずたらして
はたらいているんだい」
「なにをいうんだ
いまのうちにはたらいて
おかないともうすぐ
もうすぐさむいふゆが
やってくるんだ」
「せっかくのあついなつに
すきなことをしていないなんて
そういうとキリギリスはまたうたいはじめました
こうしてさむいふゆになりました
いっぴきのアリがいいました
「きみははたらきがわるい
すまないがきみにくわせるものはない
ほかにいってくれ」
こうしておおくのありがおいだされてしまいました
いっぽうキリギリスもさむさにこごえていました
のこったアリたちはことしもふゆをこせたと
ばんさんかいをひらいていました
アリはいいました
「ばんさんかいのために
うたでもうたってくれないか」
アリたちはたいそうよろこんで
よういしてくれました
いっぽうおいだされたアリは
いくあてもなくさむさのなかを
こごえていました
そういってしんでしまいました
アリの寿命知らないでしょ
おとぎばなしにリアリティ求めてもしょうがないよ。 言い出したら「働きアリはメスなのに男言葉」「キリギリスはアリの捕食対象」とか際限がない。
アリの巣の構成員には必ず何割かの働かない働きアリを含み、それらを取り除いても別の働きアリが働かなくなる とか キリギリスはそもそも越冬できない とかな