小学生の時分、トイレの花子さん・太郎さんという怪談があったと思う。
学校にもよるだろうが、ウチの所では一番奥の個室を10回ノックして呼びかけると返事が返ってくる。云々だった。
ある日、5,6人が試そうぜとビクビクしながらトイレに入って行った。
偶然そんな会話が聞こえて皆がトイレに行ったものだから、これは面白いと思い、
ノックが終わり、呼びかけが聞こえたところで照明を2,3回カチカチとしてやった。
中にいた奴らは大慌てでギャーギャー出てきた。
俺は少しは慣れて、そらぞらしく近寄り「どうした!どうした!」とか言った。
あっというまに噂が広がり、「実は..」的な事がいえない雰囲気になっていたが
20年余年経った今は、どうでもいい話である。
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