有名メーカーkeyのドンである麻枝准は、どうやら記憶というものを〈死〉に重ねて考えているようだ
彼の書いた曲である〈夏影〉の歌詞に、実在する物体は変わっていき、あるいは滅びて消えていくが、それらの物事に関する記憶だけはそのままで残り続ける旨が書いてある
物体が消滅しても、その不在に代わるかのごとく、記憶が残り続ける
このような場合において、記憶とは不在の象徴であり、あるいは死を象徴するものでもあるのかもしれない
アニメ〈Angel Beats!〉にて、死後の世界というものがえがかれていたのであるが、あの世界は一体何を表しているかと言えば明らかで、メインテーマ曲である〈一番の宝物〉においても語られているように、あれは記憶・思い出の世界でもある