きっと俺は
「生きたい」とか「生きたくない」とか
「死にたい」とか「死にたくない」だとか
そんな事は本当はどうだって良くて
ただ単に「辛いのが嫌」って事だけなんだろう
苦しのは嫌だ
悲しいのは嫌だ
寂しいのも嫌だ
裏切られるのも、興味を持たれなくなるのも、失望されるのも
嫌な事ばっかり増えていって、信じたくないことばかりが多くなって
好きな事ばっかり減っていって、信じたいことばっかり少なくなって
世界に居るのが嫌になって
それならいっその事、命を絶ってしまえば清々しくて
良い事をすべて諦める代わりに、悪い事がすべて消えてくれるなら
この世界で自分が出来ないそれを、死ぬ事でしか為せないと思った時に
諦めた先に、それでも「死ねない」という現実が突き付けられた時
それはつまり、逃げた先でも逃げられない事が分かってしまったということで
その現実は心を削っていって
自分の心はどんどんと歪な形に変わっていって
「死ぬ」為なのか
「諦める」為なのか