2010-12-05

ブラウザゲーの将来について長々と考えてみた

遊びながら考えていて思ったことがある。これ、もう一度ビジネスモデルを考えなおさないといけないんじゃないか


ブラウザゲーが日本でそれなりの規模のビジネスになってきたのは、mixi アプリが始まってからだと思う。勿論、企業が運営するブラウザゲーなんてもっと前からあったけど、裾野が広がったのは、SNSとの連携が始まってからじゃないかな。

会社ごとにアカウント作る手間も、クライアントソフトを落とす必要もなく、物によってはPCでも携帯でも遊べるっていうのは、ライトユーザを増やすにはもってこいだと思う。それで、そこらじゅうに宣伝をしなくてもプレイヤーを増やして賑やかにできるようになった反面、プレイヤーのばらつきが大きくなりすぎて、楽しく遊べなくなった気がする。


しい人にとってはせいぜい朝と晩、休み時間かに指示出すぐらいで、同時進行で遊べるゲームも1,2二本が限度ってところ。ブラウザ三国志たいに序盤はともかく、出撃から帰還までに一時間単位でかかっていたりするようになると、凄いルーティンワーク気分が出てきて盛り上がらない。逆に常時インしてる暇人にとっては数本平行して同時進行しないと退屈なぐらいに時間がかかる。どっちにしろ、作業ゲーと感じた瞬間に面白みが減ってしまう。

んなわけで、常時インしてる人もできない人も楽しめるよう設計しないと、凄い勢いで過疎化するわけだ。そういうのを避けるために定期的にイベントを開催、というのがあるのだけど、戦国IXAみたいに全ワールドで一斉に合戦とかがあるシステムだと、暇人は突然忙しくなって手広く商うのが大変になるし、逆に忙しい人は、昼間留守の城を俺TUEEEされて空しくなる。


あと、同盟グループの規模が大きくなると幹部の負担が大きくなるんだけど、管理職の忙しさがゲーム上で還元されないってのは、大いに問題があると思う。とはいえ、管理職仕事ぶりを評価しろってのは、運営からすれば無茶な話なんだけどさ。役職は持ってなくても同盟仕切ってる人とかもいるし。


開発側も大変で、サービス開始時は宣伝を打たないといけないけど、新規開発だとバグは消えないから、どうしても見切り発車しないといけないじゃない。バグが致命的だとメンテナンス頻発→新規が来れないのループであっさり死んじゃう。Flash使うゲームiPhone とかが対応してないから、機材の障壁が出てさらに大変だよね。クライアントソフトとかを開発するのはそれはそれで大変だろうし。ブラウザ銀河大戦とかさ。


で、開発の手間をケチったらブラウザ一騎当千かになって、あからさまなシステム使いまわしにプレイヤーが泣くわけだ。ブラウザ三国志画像差し替えただけじゃない、あれ。


そんなわけでさ、ヘビーユーザも忙しい人も平等に楽しめるブラウザゲーとはどんなシステムなのかを考えないと、ブラウザゲーの業界自体が飽きられちゃう気がするんだよね。開発側もユーザが気にならない程度でシステムを使い回しできるような、出来れば携帯でもPCでもスマホでも遊べる、安定して動くものだと、もっと商売になるんじゃないだろうか。

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