長文で失礼。
大型免許持ってるけど4トン配送だった。
酷い職場だった。
福利厚生もあるように言われたのに無し。
給料は言われた額より1万少なかった。賞与なんて存在しない。
入って1ヶ月は仕事内容が安定せず、青果を中心にさまざまな仕事をさせられた。
仕事も教えてもらえず、同僚や市場の人間に怒鳴られてばかりだった。
怒鳴られて手伝わされて、私の仕事は誰も手伝ってはくれなかった。
それで遅れるとこっぴどく叱られた。
入社前にリフト運転できませんと言っていたのに。
フォークは乗れて当たり前。
常に急かされ、荷物を落とすと怒られた。
市場の地面はでこぼこで、ちょっと急ぐとすぐに荷崩れした。
いつも遅いと怒鳴られた。自分ではめい一杯急いでいるのにもかかわらず。
受理されず。
社長がお前の為に仕事とってきた。辞めさせるわけにはいかないと言われる。
「運送業は言うこと聞かないからね。辞めるんだったらいいじゃん」
って言われて相手にされなかった。
センターは綺麗だったし、いい人が多かったので職場環境は改善された。
会社の方針で高速は使えない。使うと自腹。
往復は時間的にぎりぎり。
長崎配送は家で眠れたけれど、
休日もほぼなし。半休が4回あるだけ。
何度も運転中に意識が飛びそうになった。
3ヶ月目の終わりにやっと辞表が受理された。
配送が終わっての明け方。信号の少ない国道で軽トラに突っ込んだ。
目は開いていたが意識は飛んでいた。
とっさにブレーキを踏んだが間に合わなかった。
今でもハンドルを握ると、あの衝突した時の衝撃がよみがえる。
脇見運転ということになった。
脇見にしてくれた事を感謝しなければならなかったが、
納得はいかなかった。
最終日、トラックのサスペーションが折れた。
とくに自分は酷い運転はしていなかった。
後々考えたら、重量オーバーで荷物を運んでいた事がわかった。
最大積載量の2倍近く。サス折れても仕方がない。
過積載も、荷主に積めと言われたら、断れない。黙認だ。
そもそもトラックはオンボロで、毎週の如く壊れた。
壊れるたびに社外の整備工場へ持って行った。貴重な休みがいつも修理で潰れた。
灼熱地獄の車内で、疲労と暑さに耐えながら仕事をしなくてはならなかった。
一度休みを潰して修理したけど、すぐにまた壊れた。
1ヶ月ほどその状態が続いた。
サイドブレーキもいかれてた。
荷台で積み卸ししている時に車が動いたことがあった。
慌てて自分が怪我するのも顧みず、運転席に飛び乗って足ブレーキをかけた。
間一髪間に合った。もう少し遅ければ、道路にトラックが落ちてしまうところだった。
夜中の配送にもかかわらず、貨物室の電気がつかなくなった。
携帯の灯りで作業をした。
休みの日に配線をしらべてみると、配線の仕方がめちゃくちゃだった。
前の仕事で機械のメンテやっていた私は、自分で配線し直して修理した。
これだけ働いて給料は20万弱。
人の2倍以上、休み無しで寝ないで働き続けて20万弱。
時間給になおしたらめちゃくちゃ低い。
しかも福利厚生無し。
家の近くには止められないので、知り合いの空き地を借りた。
最終月は文字通り寝る暇もなく働いたのに
死にたくなった。
とにかく自分の予想しない事ばかり起きた4ヶ月だった。
細かい事を書けば書ききれないほど、酷いことだらけだった。
退職時に社長に挨拶に行くも、携帯をいじりながら受け答えされた。
社長は終始こんなかんじの人でした。
しかし、事故った負い目と、辞めた負い目を感じて文句言えなかった。
今考えると、私がどうして負い目を感じる必要があるのかわからない。
理解してもらえないのは哀しかった。
惨めで哀しくて失う事ばかりでつらい事ばかりの4ヶ月間だった。
辞めてからしばらく車を運転する気になれなかった。
あれだけ車好きだったのに、さっぱりドライブに行かなくなった。
挙げ句の果てに車も手放した。車が嫌いになった。
今でも私みたいな状態のドライバーが運転するトラックが、走ってると思うと怖くて公道を走れない。
過労事故が社会問題にならないのは警察や監督署がそう処理し居るからだ。
いまでも過労運転のトラックドライバーが日本の道を走り回っている。
恐ろしい。
この経験で働くのが本当に馬鹿らしいって思えた。やる気を失った。
でもそろそろ働かなくてはやっていけない。
もう二度とあんな職場に当たらない事を祈る。
そしてプロのドライバーに転職しようとしている人にも警告したい。
会社選びはくれぐれも慎重に。
他の職種が選べる状況であれば、悪いことは言わない、ドライバーはやめておけ。
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ヒント:鉄鋼 ウチの親父は、朝7時に家を出て、きっちり夜6時に帰ってくる派のトラックドライバーだった。 バブル期会社が傾いたとき、退職金半額で早期退職を募ったときも残った...