2008-12-09

ウェブカレリアルカレ

http://twitter.g.hatena.ne.jp/ka-na-ta/20081130/p1

http://twitter.g.hatena.ne.jp/ka-na-ta/20081130/p2

ちょっと待って!皆そんなに二次元は「それはそれー」なのか?

私はガチに好きになってしまうんだけど。

でもこの反応が女性の大半の反応だとするなら、女性同人界での「同人二次元だけに熱いれすぎてる人は痛い。ワタシはリアルでもちゃんと充実してますよ」的反応が多いのも納得がいくなと思った。あとガチ二次元キャラ好きな人に対する女性同人界の視線は痛い。「俺の嫁」の女バージョンってないんだよね。女性同人界では、誰と誰がどうこうっていうあくまで二次元界での話は盛り上がるけど、「キャラと私」みたいな話はほとんど盛り上がらない。ていうか、「痛いよ…」って嫌悪される。オタ界ですら。「リアルである自分キャラとって……大体、図々しくない?自分だったらとてもそんなキャラとはつりあえないと思うから、実際仮にキャラリアルに出てこられてもちょっと」的意見を見たんだよなついこの間。

ドリーム小説っていうまさしくキャラ自分ギャルゲーの女バージョンみたいなのがあるけど、あれも女性同人界じゃ一番位が低いんだよね…まあ一番最近に出来上がったジャンルってのもあるだろうけど。男同士だろうが男と女だろうが二次元中のカップルに萌えるのが基本なんだよな。それって「自分リアル)とキャラなんて全然有り得ない」ってことに起因するのかもしれない。

二次元キャラマジで恋したことあるやつ集合みたいなスレがあるんだけどほとんどが男性(まあ正確にはどうだか勿論わからないけど)。女性オタ間では、「キャラに恋するなんてせいぜい中学生までだよねー!キャハハ」て雰囲気がある。

それがずっと解せなかった。なんでよ!?じゃあ「どう」キャラを好きになってるの?!っていう。

そもそも、ファンタジーリアルの区別をつけるっていうのはそういう事なのか?

ファンタジーリアルの区別をつけられていない、というのは、たとえば二次元であるキャラ現実にも存在するとマジで思いこむといったようなことであって、空想上のキャラクターに恋をする、というのは区別をつけてないわけじゃないと思うんだけども。

恋をしたけど二次元キャラ存在しないことを当然ながら知っているよ。区別ってそういうことではないのかな。存在しないし会えない事を知ってるけどそれを承知の上で尚ほれているだけだよ。

恋をしないことが区別していることではないと思う、ていうか、区別してないといわれても恋なんてしてしまうものだから、いくら「リアルファンタジーは別」とか分かっていても恋してしまうときにはしてしまうってだけではないか?

めちゃめちゃ身も蓋もない表現すると、「彼女」を単に性欲の対象として捉えるなら2D3Dも変わらんのです。

寧ろこの文に共感する。

いや、もしかしたら、この人と解釈は違うのかもしれないけど。

私も、別にそもそも、二次元だろうが三次元だろうが、変わらないと思うんだよね。想いを向ける相手としては。そういう対象にするという意味では。だから、寧ろ三次元で恋ができる人が、なぜ「二次元でなぜできるのかわからない」と言うのかが、わからない。

今ちゃんと考えようと思っても理解できないもん2Dに恋するってどゆこと?

と上の文の前に別の人が言っているのだが、この言葉がそもそも私は理解ができない。「二次元に恋をするってどういうこと?」って、何故そこで「二次元に」と分けるのか意味が分からない。どういうこともなにも三次元と同じなんですよ。恋をしているその主体は二次元に恋をしようが三次元に恋をしようが変化はないわけですよ。恋をするってのはあくまである人間がそういった感情を抱くことであって、別にその相手が何であろうが、それはたいした問題ではないのではないかと。何故次元で分ける必要があるのか、むしろそこが理解できない。「A君に恋をするのは分かるけど、B君に恋をするってどういうこと?」と言われているような違和感。(A君は恋をするほど立派だから分かるけどB君てどこがいいの?的な意味でなくねw)どういうこともなにも恋をしているその人自身はその人自身なわけで、SさんならSさんなわけで、Sさんの恋愛感情が誰に向かっていようが現象としては、それは同じ事でしょう。なぜ次元が違っただけで分からなくなるのかが分からない。そういう人は、その考え方だと、同性愛者にも「同性に恋をするってどういうこと?」って思っているのでは?異性だろうが同性だろうが次元が異なろうが関係ないんですよ、ある人が恋愛感情を誰かに向けているという現象においては。些細な問題でしかない。仮に、「二次元に恋をするってどういうこと?」と言ってる人が、「いや、同性愛者にそんなことは言わないけど」というんだったら、余計に不思議。それなら二次元だって理解できると思うんだけども。自分恋愛感情を抱かない相手に抱くということを理解できるわけなんだから。

で、というか、だから、というべきか、これもちょっと理解しがたい。

少女マンガ読んでキュンキュンするほうが近いよね?? だってあんなことリアルな男に言われたら、「ハァ!?うっせ!」っつって、ぶんなぐりたいもん★

ああいうことをほんとの彼氏が言ったら、やっぱ、ひく、っていうのおおいよねっ あ、言って欲しい単語集は個人的にあるけど!

確かになんかいきなりキスしてきて「いいからついてこいよ……」とかいう少女漫画は「ハァ!?氏ねよ!」と思うんだけど、それはリアルな男がやったらとかじゃなくて、そもそも漫画読んでる時点でそのキャラに引いてる。私の場合。二次元だから萌えるとかじゃなくて。

リアルな男に言われたらウザイ台詞・行動は二次元でもやはりウザイ

好きなキャラが言ってる台詞は、仮にそのキャラリアルで吐いたとしてもやはりときめく。(といっても実際にやったわけではないのであくまで思考実験上の話だけど)

二次元でときめいた台詞リアルでもやはりときめく。

だから「二次元だからいいけどリアルじゃね」って気持ちが分からない。

本当に女性の多数がそうなのかはわからないけど、なんかなあ、逆に私は、なんでわざわざ分けちゃうんだろうと思ってしまう。好きなら好きでいいのではないの?それをわざわざ「二次元は違うよー」ってす意味も必要性もわからない。

ただもともとの話の出発点は

ウェブカレの展開について妄想してみた」

http://d.hatena.ne.jp/takerunba/20081127/p3

に対する違和感であって、それは私も分かる。

ウェブカレやってる最中リアルの男とコミュニケーションして彼氏作りとか全く意味が分からないよ、っていうそれは分かる。

ただそれは「別に彼氏作りたいからやってるんじゃなくて、癒しを求めてるからやってるだけ」という切り口ではなく「そもそもそのウェブカレが好きなのに、なんでその恋愛真っ最中に他の男とアレコレする意味があるんだ」という意味で、であって、反論の内容は違うんだけども。

ウェブカレリアルカレ・カノジョ作りの窓口にする意味は確かに全然分からない。それは「彼氏が欲しいけどいないから代わりにウェブカレで…」って人がいること前提だけどそんな人いるか?そもそも彼氏が欲しいという漠然とした欲求がわからないけど(誰かを好きになるんであって彼氏が欲しいってなんか本末転倒じゃね)

二次元にマジ恋してる人ほどウェブカレを窓口にリアルカレ作り、は共感できないよ、寧ろ。だから「男は私達と違ってリアルファンタジーがつながってるのかな」的なことをいってるけど、仮に男オタがそうだとするなら男オタこそウェブカレの展開妄想は理解できないと思う。「いや俺は長門自身が好きなんであって、リアルカノジョがいないから長門を代わりにあてがってるわけじゃないよ!」って。「仮にそうだとしたら」だけど。

てか、だから「別に彼氏とかそういうのとは別腹で楽しんでるだけ」って人ほど、寧ろまだ上記ウェブカレの展開についていけるんじゃないかと思う。「二次元二次元リアルリアル」って思っているんだから、寧ろ「ウェブカレでキャッキャしつつ、リアルカレを探す」なんてことができるのはそういう人たちの方ではないのだろうか。

二次元ガチ惚れだからこそそういうことは出来ないよ。ある人に恋をしていたら、「そいつはちょうどいい!」と別の人を紹介されて「この人に惚れろよ」とか言われたようなわけ分からん気分。

  • 自分としては、二次元キャラは人間だとは思っていないので違和感がある。 「三次元の男に恋するのも二次元キャラに恋するのも同じだ」と言うのは 「人間に恋するのもロボットに恋す...

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