2023-08-28

破天荒で、姑息で、確信犯的な私の人生

いつも俺は愛想を振りまいて、会話でも合いの手を打ち、人に好かれるように生きてきた。

だが俺の悪事が明るみになり、足元をすくわれることになった。

後ろ足で砂をかけるようなマネはしたくないので、心は怒り心頭に達していたが、石にしがみ付いてでもという気持ちで、一世一代(いっせいいちだい)の賭けに出た。

だが、違和感は感じていたと言わざる負えないが、やはり上には上がいた。

俺の賭けで会社は上や下への大騒ぎ。騒動についてはうる覚えなのだが、ついつい俺は笑顔がこぼれた。

これにて俺は汚名挽回となり、汚名を晴らすこととなった。

ついに社長のお目にかなうこととなり、部長が「ご賞味ください」と思いもつかない提案

俺は会社から去ることになった。

風の噂では、喧々諤々の騒動があったのち、元旦の朝を迎えたそうだ。

そんなこんなで俺は脚光を集め、挙式を挙げることとなった。

極めつけには、俺は怪我を負い声を荒げることとなる。

こりゃ失敗する公算が強いと思い、口を濁すことにより、式は古式豊かに行われた。

俺は采配を奮ったあと、酒の肴に、鼻にもかけない奴らと酒を飲み交わした。

口先三寸であることないことを話したあと、食事に舌づつみを打った。

そして舌の先の乾かぬうちに、消息を断った。

絶対絶命とはこのことだ。


(参考サイト

https://jpnculture.net/iimachigai100/

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