2023-07-01

anond:20230630191632

同意

高気密高断熱に夢を見すぎてる気がする。

結局、木造住宅が痛むのは水分だ。

木材乾燥した状態では強いが、濡れた状態では弱い。

高気密高断熱というのは、断熱で結露を防いで、気密することで計画換気という話し。

気密性があれば、家のどこか数カ所からファンを回して排気すれば、空気が引っ張られて家中空気が回るという。

コンセプト自体は古くて、何十年も前からある。ちょっと前までスーパーウォールと言ってた。100年持つと言われて登場したが、今、古いスーパーウォールの家のリフォームをするとクロスの下はカビだらけだ。

当時は24時間換気システムがなかった、貧弱だったせいもあるけども、やっぱり空調機に頼った換気というのは難しい。

クリーンルームを作るときなんかは、換気回数や差圧を緻密に計算して作るのどけど、最初からうまくいくことはない。

まして、敵は湿度だ。

温度と違って湿度は同じ部屋の中でもムラがあり、部屋の端と端では湿度が違うこともしばしば。

空気が流れていても、部屋の片隅の湿度そのままであることはしばしば。

コロナ禍で盛んにシミュレーションされてたとおり、空気の入れ替えには窓を開けることが最強である

20年で廃屋のようになる家と、築20年でも痛みがない家の違いは、断熱でも気密でもない。

寺をみるといい。

どの寺も古いのに、雨風に晒されても柱も壁も腐ってない。

やはり木造建築を長持ちさせるのは、陽当たりと、換気だと思うところ。

持ち家派は窓を開けろ。

話はそれからだ。

記事への反応 -
  • 高気密高断熱、完璧に施工できればいいけど、実際はそんな上手くいくもんでもなく、どこかしら欠陥あって壁の裏で結露しまくって終わる印象

    • 同意。 高気密高断熱に夢を見すぎてる気がする。 結局、木造住宅が痛むのは水分だ。 木材は乾燥した状態では強いが、濡れた状態では弱い。 高気密高断熱というのは、断熱で結露を防...

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