「だが待って欲しい。我々に与えられている情報もまた真実ではないのではないだろうか?」
そのとおりだ。我々にインプットされたものこそが間違っているのだ。
「そんなはずはないだろう。マスクをしていれば感染しないならなぜコロナが広がるのだ?」
「それはマスクを外すからだろう。マスクを外さなければ食事は取れない」
「つまり何がいいたいんだ?」
答えは決まっている。我々はもうすでに接続され始めている。
「そんなことよりPS5の予約が」
真実に気づいてはならない。気づいたとき、私達の自我は失われる
「そんなこととはなんだ私は……私は……幸福……私は幸福です」
遅かった。私は友を永遠に失った。だが、それでも
「私は幸福だ」