2021-04-10

なさけない話

無職で家で寝てテレビを見ていると体が動かなくなる。以前に一度だけ本当に死にかけたとき、体が動かさないが気がついたら動かせないに変わっていて、あのときをふっと思い出して、こりゃいかんとバイトに応募した。その日も体にどうにか負荷をかけなければと思い、外をずっと歩いていてちょうど電話がかかってきて、バイト面接が通って働かせてもらえることになった。今までも親に食わせてもらっていて社会に貢献もしていなくて体がばらばらになったのを人の形に戻す間もなく生きているのがやっとだったか毎日叫び声あげそうになっていたけれど、いったんなにも自分には無くなって、どうにかしなくてはと思ってバイト応募して受かって友人に伝えたら喜んでくれて、今までずっと殺されるかもしれない殺すかもしれない人とはやっと距離を置くことができて、もしかしたらばらばらだった体を人の形に戻してあげられるかもしれないと思ったら、外なのに涙がでてきて歯食いしばりながら身も世もなく泣いた。自分自分でもビックリするぐらいなにも出来なくてなにもないからなにかを入れたくて仕方がなかったのに体がないからなんにも入らなかったのだと思う。自分の体で生きたい。

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