ずっとそうして生きてきた
なぜなら、もし自分に能力や魅力があれば、こちらから頼まずとも向こうから誘いを入れてくるはずだからだ
つまり、仲間に入れて欲しいと意思表示しなければならない時点で、相手にはその程度の存在だと認識されている
そんな連中にへつらい、卑屈に、まるで懇願するかのように頭を下げるのは人としてこれ以上ない屈辱だ
だから俺はどんなに周りが楽しそうにしていても、絶対に自分から入れて欲しいとは言わなかった
そして向こうから入ってくれと言われる存在になるために必死に自分を高めて成功してきた
もちろん、そうなってから近寄ってくる人間はことごとく足蹴にした
かつて俺を受け入れなかった人間が今更近づいて恩恵を得ようとしても無駄だ
あの時俺を認めなかった報いを絶対に受けさせるし、一生許すつもりはない