2019-11-22

糸瓜

少しでも食料消費量を減らすため、男子は9歳程度で成長がストップするよう遺伝子操作されている。一方女子は少しでも出産成功率を上げるため二次性徴の開始時期を数年遅らせ、最終的に170cmほどまで成長するよう調整される。これらの操作は毎年度見直し微調整されているため、出生年によっても程度の差が異なる。生態系を外部と閉じてから2世代目までは意外なことに我々の知る社会の縮小版が構築されたが、3世代目あたりから肉体的特徴に社会を合わせるようになり、4世代から自然発生的に選択的交配が行われ、遺伝子操作に頼らずに自ら特徴が強化されていった。そして6世代目になる頃には身長差は60cmまで拡大した。毎世代のうち一定数は環から取り出され外の生態系との交配も試みられたが、環内男ー環外女の交配が成功したのは6世代目までだった。環外のあらゆる人種実験しても結果は変わらなかった。

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