2019-11-11

anond:20191111004341

フードの形状って、あれが動物の毛皮だった時代の名残なんだよね。

フードキンっていうげっ歯類動物で、大きなねずみ、体表は焦げ茶色カピバラみたいな感じ。身長は70センチくらい。今は乱獲で絶滅したけど、子供用の衣服として沢山駆られていた。

フードキンは首の筋肉が発達していて、煮て鞣しても首に筋が残るくらいだったんだよね。

その首の筋を引くと、本来顔があった部分が収縮して顔がすっぽり包まれる。衣服として加工する手間が省けるから1800年代に乱獲されて絶滅してしまった。

その形状を残したまま、イギリスホットリーっていうブランドが布で再現した大人向けの衣服1913年にだして、それが軍に大うけしたんだ。

フードキンの特徴的な首の筋はそのまま紐として残ったんだけど、それはホットリーっていうブランドが、毛皮の乱獲によって死んでしまったフードキンの事を追悼する意匠としてつけたらしいよ。

今じゃ忘れられてるけど、首のひもを見るたびに、ホットリーっていう動物が居たことを思い出してあげてほしい。

記事への反応 -
  • パーカーが好きでよく買うしよく着るんだけど フードを絞るための紐だけが嫌い。なにかの拍子で首が締まる気がする。 嫌いだから買ったらまず間違いなく抜いて捨てるんだけど 時た...

    • フードの形状って、あれが動物の毛皮だった時代の名残なんだよね。 フードキンっていうげっ歯類の動物で、大きなねずみ、体表は焦げ茶色でカピバラみたいな感じ。身長は70センチく...

      • もっともらしさレベルが高いので、だいぶ手慣れてる感ある。

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