夏と呼ぶには少し早いかもしれないが、今日は十分に暑くて小学生の頃の夏を思い出させる
長い一日が暮れて、秋とは違って空があんまり高くないので、夕焼けは何だか鈍いオレンジ色で
立っているだけで汗が流れるような暑さは和らぐけれど、地面から日中の熱がまだゆっくりと滲み出してくる
そんな夕方は、寂しいような、でも疲れてしまってそれもよく分からないような、けだるい気持ちになったものだ
まだヒグラシは鳴かない
本当の夏はこれからだ
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