2018-01-08

相棒が星になりそう

1999年映画マトリックス」を母親映画館に見に行った。

私の母親ヒロイントリニティに似ていて、当時結構ネタにしていたのを覚えている。

映画の帰り道、ペットショップに寄った。犬好きの親娘、週一で犬を覗きに行っていた。

うちは父が犬嫌いだったので、ずっとわんこをお迎えすることができず、

毎回ただただ、いいなあ、とショーケースの中のわんこたちを眺めるばかり。

ただこの日は、出会ってしまった。19年の時が経って今星になりそうな相棒である

「この犬で本当にいいの?パピヨンとかチワワとか、可愛いよ。」

店員さんがしきりに私に言った。確かに、こんな真っ黒でガリガリの犬、小さな女の子がずっと可愛がれるかどうか怪しいもんである

ミニチュア・ピンシャーという犬種で、ドーベルマンを小さく改良した犬だ。

”すごくへんなやつ”で、ショーケースの中から媚びずにぼーっとしているところが気に入った。

家に連れて帰ると、毛がないもんだから、寒がって。床暖房が効いていない部屋には一歩も入らずじっと向こうを見つめている姿が今でも思い出される。

名前ネオマトリックス主人公からもらった。

思い返せば想い出がとめどなく溢れてくる。もうその日から約19年。

まだもう少しだけ床暖房の上で眠っていて。

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