2016-12-08

[]与謝野晶子金魚のお使」

あらすじ

新宿に住む太郎駿河台の菊雄さんちまでおつかいに行かないといけない

だがお手伝いさん病気で行けない

代わりにペット金魚3匹に行ってもらおう

金魚やる気まんまん

徒歩で新宿駅

駅員「金魚は手が無いか切符あげない」

金魚「わーわーわー」

駅員「やっぱ乗っていいよ」

金魚「車内に水を張ってくれ。死んじゃう」

車掌「他のお客さんの靴がぬれちゃう

金魚「苦しい~たすけて~」

車掌「金だらいに水を入れてあげる」

御茶ノ水に到着。金だらいは御茶ノ水駅の駅員に預ける

駿河台まで歩いておつかい完了。菊雄「えらい。お駄賃そうめんあげる」

金魚「手が無いから持てない」

菊雄「あとで小包で送ってあげる」

御茶ノ水駅で金だらいを返してもらって帰りの電車

新宿駅太郎バケツに水を入れて迎えにきてくれた

いやー面白い

駅まで水なしでどうやって行ったんだ、とかいツッコミを吹き飛ばすテンポの良さ、

こんなシュールな話なのになぜかさわやかな読後感。

ただ、自分で読むというより子供たちに読み聞かせお話だね。

与謝野晶子といえば教科書バナナの人、というイメージしかなかったけどこの人いいわ

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