2016-12-08

ラスボス戦で弱くなる主人公ネタバレ注意)

特撮ヒーロー物のアニメでは、たいてい主人公も敵もだんだんと強くなっていき、ラスボスともなれば、これまでの技や武器を全て使って戦う。

たぶん、おもちゃを売るためなんだろうけど、それは別にしても盛り上がる。


でも、仮面ライダークウガは違った。

物語を通して、だんだんと強くなるのは定石通りなんだけど、ラスボス戦の最期画期的だった(と、俺は思っている)。

激しい戦いでお互い力を使い果たしてしまい、変身が解けた生身の人間の姿で戦うのだ。

素手での殴り合いだ。


世界を救うために戦うしかない、主人公はそれが哀しくて涙を流しながら。

一方でラスボスは、素手での破壊行為快楽を感じ、狂喜の笑い声を上げながら。




15年以上経つけど、これを超えるラストバトルは見たことがない。

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