田舎に住んでいる者はみな不幸である。
未熟な文化水準、未発達な文明。車なしには動けない社会的基盤の弱さ。
東京に行きたい。東京に。
私は毎週2時間半もかけて、東京に行っている。
そこには友人がおり、文明がある。
最も精神病的形質からそれらにパラノイアじみた感情を抱いているのかもしれないが。
東京へ!東京へ!東京へ!
少なくとも私が常に思っているのはこれだけだ。
田舎から出たい。田舎から。
成熟していない文明から先進的文明へ。
誰か俺を救ってくれ。
東京の者が俺を笑ってるんだ。
田舎コンプレックスとでもいおうか、そのような感情を抱くことが多い。
おとなしく田舎に閉じこもっているべきなのか
もうそれさえもわからない。誰か救いを与え給え。
とはいえ救いなんてないのもわかってる。
この世は無慈悲で無秩序なんだ。
この世界が秩序だった時なんて一度もない。
野蛮人が文明を築き、野蛮人を見下している。
しかし見下す野蛮人になりたい。
狂ってる、ああ、狂ってるのかもしれないが、それさえもわからない。
最も東京に焦がれて、高い電車賃と肉体の苦痛に耐え、毎週東京に行ってる時点で
客観的立場から見ると狂ってるんだろうな。
Permalink | 記事への反応(2) | 04:13
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許しました
今まで田舎者から盗んできた、始めからお前の物じゃなかった文化資本を一生かけて返しましょうか