先日、子供が通っている某N塾の国語の問題を見てみたら、いかにも「自己啓発」本な内容が文章題として取り上げられていた。
こういう文章題って、本来なら「日本の文豪の作品」とか「日本の児童文学の作品」とか「一流の随筆」から出題されるもんだと
思い込んでいたが、この前見た文章は、「発売数か月で、ブックオフにジャンクで並びそうな」スカスカの自己啓発本っぽかった。
まあ、こういう自己啓発本のテクニックで、比喩の使い方が「一流」っぽかったので、それで「国語のテスト材料にいい」とN塾が判断したのかも。
あと、確か谷川俊太郎あたりが、「受験産業が俺の作品を無断で国語試験題材に使うのはまかりならん」と
以前塾業界を訴えていた記憶があるので、「著作権的に、文豪の作品は使いづらい」時代になっちゃったのかもしれない。
塾の国語担当あたりが、「何か国語のテストに使える題材、ないかなあ・・・」として、自己啓発本コーナーやコンビニ文庫を
買いあさるシーンを想像すると、なんだか笑えてくる。
そんなことになっていたのか。 何年も前のN能研OBだけど、私のいたころはまっとうな小説や随筆が用いられていたよ。 谷川俊太郎が著作権の擁護に熱心というのは耳にしたことがあった...
著作権切れ作品は使わないんだろうか。 今でもそこそこあるし、そろそろ年を追うごとに文豪と呼ばれる作品群が使いたい放題になると思うんだが。 自己啓発本の代金を経費として落と...