2013-10-12

ゴールを明確にすること

とある人に質問をすると返ってくる言葉

メールやりとりしてるでしょ。見てないの?」

「資料格納したじゃん。見てないの?」

この「見てないの?」という表現には

「見りゃわかるでしょ」という意味を含んでいるようです。

「見ました。」

と返事をしたならば

「じゃあ分かってるでしょ。」

と続きます

この人は基本的に少し言葉が足りないので、

話をしていて噛み合わない事がよくあります

「目を通す」は「理解する」ではない

もし、目を通して、理解に到達したとしても

その理解が正しいのかは分かりません。

ここでいう”正しい”は

理解して欲しいと要求をしている人が望む理解のことです。

もし、到達した理解が”正しい”理解でなかったら

この人は満足するのでしょうか。

ゴールはどこなのか

【正しい理解をしてもらう事】をゴールに置くと

・理解の確認

・理解の補完

というアクション必要になります

【目を通してもらう事】をゴールに置くと

・目を通したか確認

必要に応じてリマインドや再送

というアクション必要になります

では、先述の人は何をゴールに置いていたのでしょうか。

逆算して考えてみましょう。

まずは、どのようなアクションをしたか

整理してみると以下の一点です。

・資料を格納する

(みんなが見えるところに情報を置く)

それによって達成する事とは・・・

自分以外の人の目に触れる機会を増やす

といった具合でしょうか。

このゴールであれば、冒頭の発言も理解できる気がします。

「見ました。」

と返事をしたならば

「じゃあ分かってるでしょ。」

と続きます

↑この

「じゃあ分かってるでしょ。」

というのは、

ありがとう。」

脳内変換できそうです。

ゴールを共有すること

長々と書き綴りましたが、

たった2行程度の会話で、こんな小難しく頭を捻るのは馬鹿らしいです。

結局、どこにゴールを置いているのかは

本人に聞かないと分からないので

直接聞いて、ゴールを共有することで

考えることは少なくて済むと思います

但し、今回のケースのように

ゴールを明確にしていない人もいます

そのような人には聞いても答えが返ってこないので

ゴール設定を手伝う心構えが必要になります

 

ゴールを明確にすることはとても大切だと

改めて実感した出来事でした。

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